域が浮かび上がってきた。
さらに、白井さんが思い出したこと
をメモした
あの記録を調べれば
さらに、場所を特定できる具体的なワードがあるかもしれない。
そこで我々が注目したのは
たびたび出てくる、彼女が入院していたという病院。
記述によると、その病院は
2つの大きな特徴がある。
1つ目が病棟で決まった時間に
「カーペンターズ」が流れていた。
2つ目が大きな病院で
西病棟と東病棟に分かれていた。
この2つの特徴に合う病院は
存在するのか。
インターネット上を検索。
すると…
カーペンターズの「シング」が
1日3回流れる病院があるという。
この病院は、どこの
何という病院なのだろう。
さらに調べていくと…
姫路市は、先ほど方言と味覚の
記憶から絞り込んだ
4つの市町村のうちの一つである。
さらに病院のホームページを見る
と
病棟が、西病棟と東病棟に
分かれている。
確認すべく、早速病院へ。
味覚の記憶、方言
白井さんの記憶。
この一致は果たして偶然なのか。
病院から出てきた人に聞いてみる。
≫流れるんですか?
≫今現在もカーペンターズは
流れている。
白井さんの記憶にある病院とは
この病院なのか。
白井さんに確認してもらうため
姫路から浜松に戻ったスタッフは
まず、姫路銘菓をお土産に渡した。
≫色、あんの中身まで彼女が言ったとおり。
偶然の一致ではなく、白井さんの記
憶が
よみがえったというほうが、説明が
つく。
確信を深めたスタッフは
姫路に残したスタッフと
インターネットでつなぎ
白井さんに病院を見てもらうことにした。
≫果たして白井さんは、この病院の
外観から
入院していた記憶を呼び起こすだ
ろうか?
≫その後、周辺の風景も見てもらっ
たが
白井さんは、入院していたことを思
い出すことはなかった。
≫では音楽の記憶は…
病院で聞いたカーペンターズの記憶。
≫白井さんに、「シング」を含む
カーペンターズの代表的な曲を
4曲聴いてもらう。
1曲目は、「イエスタディワンスモア」。
≫さらに、「青春の輝き」
「トップオブザワールド」を聞いてもらったが…
≫そして4曲目は、姫路赤十字病院
で流れている「シング」。
≫「シング」も似ているというが
記憶の中の病院で流れていたのは、
「イエスタディワンスモア」。
ところが…
≫お菓子の記憶から姫路までたど
り着いたが
病院の外観や音楽からは
それ以上の記憶をたどることはできなかった。
白井優と書かれたタオルを持って
いた
下腹部に帝王切開のような手術痕
がある
推定63歳のこちらの女性。
姫路赤十字病院に入院していたかもしれない。
彼女は一体誰なのか。
あなたの情報をお待ちしています。
恵≫かなり絞られてきたとは思う
んですよね。
お祭りがあった、生姜醤油かけるお
でんがある
そしてちょっとカーペンターズと
いう音楽が…。
≫視覚の記憶というのは、後から
たとえばテレビとかいろんな情報で
すり替わる可能性あると思うんで
すが
味覚の記憶っていうのは
かなり確度の高い情報だと思うんですね。
それと、ほかの情報が
矛盾なく整合している部分が
多い部分があるので、姫路に関係し