2018/09/27(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル 秘島探検 東京ロストワールド 第1集「南硫黄島」[字][再]

ここは…
30年以上にわたって
国が上陸を禁じている島だ。
海面から 標高916mの山が
一気に そそり立つ→
類いまれな地形。
海からの風が雲となり山の上部を常に覆い隠す。
国から特別な許可を得て
南硫黄島の調査プロジェクトが始まった。
危ない 危ない!
日本屈指の研究者が集結しまだ見ぬ秘境に突入。
史上初の全島調査を行った。
お~ かっこいい!
プロジェクトが挑むのは→
生命の根源に関わる巨大な謎。
私たちが住む地球は…
未知の環境で 生き物はどのように進化していくのかが→
この島で見えてくるという。
上陸が禁じられた 知られざる生き物たちの楽園 南硫黄島。
13日間に及ぶ→
調査と探検の全記録だ。
横浜港を旅立った調査船。
目指す南硫黄島は本州の南 1,300km。
世界遺産 小笠原の海に浮かぶ→
絶海の孤島です。
島を取り巻く険しい崖が
人の進入を拒み続けた事で→
世界的にも珍しい
貴重な自然が残されています。
昭和58年には 国が法律で


正式に上陸を禁止。
科学者さえも立ち入れません。
それ以降 調査が行われたのは10年前の1度だけ。
今回 初の全島調査です。
南硫黄島の自然を見る事には大きな意義があります。
こちらは 同じ小笠原にある…
5年前に海底火山が噴火し急激な拡大を続けています。
こうして生まれた不毛の大地に→
一体 どうやって生き物は やって来るのか?
そして
どんな変化を遂げていくのか?
それを教えてくれるのが
南硫黄島です。
誕生から およそ3万年。
ちょうど独自の生態系が生まれ→
生き物が大きく変わり始める
時期にあたっています。
劇的な進化
その始まりを目撃できる→
貴重な現場なのです。
3日間に及ぶ長い船旅の末ついに その時が来た。
お~ お~ すごい。
すごい!
すげえ~。
これは まずいな。
調査チームのメンバーは→
さまざまな分野を代表する10人の科学者たち。
そして 彼らを支える
世界的な登山家や→
ダイバー ドローンの操縦士など。


いずれも それぞれの世界を極めたつわものぞろいだ。
♪♪~
まずは 上陸する場所を探す。
♪♪~
岩場を見つけた。だが 船では近づけない。
科学者たちは
慣れないウエットスーツに身を包み→
ボートで出発。
転覆のおそれがあるためボートも途中まで。
最後は 荒波にもまれながら
やっとの思いで はい上がる。
みんな 必死だ。
ようやく岸に立ち 島を見上げた。
南硫黄島は 直径僅か2kmほど。
もし 都心に置けば こんな感じ。
皇居の1.5倍ほどの面積に→
東京タワーの およそ3倍の山がそびえる。
恐るべき高低差だ。
島全体を調査するにはベースキャンプが必要となる。
山の中腹の緩やかな尾根を
目指す事にした。
登れそうな場所はないか
見て回るが→
海岸は 高さ100m以上の
垂直な崖が取り巻いている。
登れそうな場所は… ここだけだ。
先陣を切るのは…
ヒマラヤの8,000m級の山々に
登頂してきた→
世界的クライマーだ。

垂直な崖にザイルを張ってルートを開拓する。
科学者たちは不安そうだ。
実は この日に備え皆 クライミングの訓練をしてきた。
だが 訓練ですら四苦八苦。
痛っ!挟まないで。
大丈夫か?
壁に取りついた。
♪♪~
頑張れ。
100mもの崖を