そんなバリスタのオリジナルデザイン、
エンジェルハートが描かれたカフ
ェラテを
いただきます。

◆一瞬で…。
ちなみに、できばえは？
◆９０点です。
◆９０点。
もしこれができてたらあのトーナ
メントに…。


◆勝ってたかな…。
◆ああ、おいしいです。
◆ありがとうございます。
◆かわいいですねえ。
幸せですねえ。
たまらないでしょう？
◆お子さんも誕生し、
幸せいっぱいの橘さん夫婦ですが、
交際中は
ご主人がなかなかプロポーズして
くれなかったそうで…。
◆オープンが４年前で、
そのときに本当は
入籍したかったんですけど、
何か落ちついたら落ちついたらって
言ってて、落ちつくわけがない。
個人店なので。
◆それはそうですよね。
永遠にバタバタしますわね。
◆もう待たへんでって。
もう知らんでと言って、
今年の誕生日に何もなかったら
知らないよって言ってた。
◆完全なる脅しですよね。
誕生日に…。逆に言うと、奥さんのプロポーズ
ですよね。
指輪を用意して？
◆指輪は要らんかってんな？
飲食店なんで、どうせつけられないから、
◆お財布やったな？

◆それも先言うてたんですね？
◆お財布かどうかは知らなかった
けど、指輪は要らないよって。
◆全部奥さん主導ですやん。
言葉は何て言ったんですか。◆言われてないよな？
◆そのときは何も言わんと渡して、
じゃあ、やり直しってことになったんです
よ。
◆そら、そうですよ。
せめて指輪やったら、
意味合いとして、あっ、結婚かなと。
財布を誕生日に渡されて結婚とは
結びつかないですもんね。
◆そうです、そうです。
◆やり直しは
どうなったんですか？
◆やり直しも…。◆やり直しは
神戸のホテルのほうにランチに行
かせてもらって、そのときも、
あんまり言葉も出てこず…。
◆何で考えてないんですか？◆でも、
彼はこんなんやから、しょうがな
いんやなと思って、
はい、わかりましたって、そうい
う事やねって。
◆しゃあなしですか。
ちょっとこれはだめでしょう。
女性からしたら
一番プロポーズであったりとか
そういうの、ビシッとやってほし

いでしょう
？
◆そうですよね。
◆ちょっと男らしく、今ちょっと
もう一度再度言ってくださいよ、
男らしく。
◆それでは、ご主人、びしっと決
めてください。
◆ちょっと待って。
お客さん来たから。
もう気になってますから。
すんません、お客さん。ちょっと
プロポーズしてたんです。
◆うそ？
ごめんなさい。
◆いいんです、いいんです。
全然…、
ちょっとええかげんにしてくださ
いよ。
今もう言ったって
奥さんも商売ですから、お客さんのほうに行ってましたや
ん、顔。
びしっと何かないんですか、
ちょっと。
今の間に考えましょうよ。◆改めて、
お願いします！
◆何かちょっと…。
何なんですか？
◆限界です…。◆限界ですか。
あくびしてますやん、