の…。
＞＞うーんと、一般人には難しい
ですが。
実は松村さん、京都大学の薬学部
出身なんです。
その汚れを落とすのに最も適した
薬剤を調合。
化学に基づいた分析で、依頼品を
よみがえらせる。
ドラマ、


ガリレオのごとく実におもしろい方法。
カビの色素を落とす溶剤を少しず
つつけて、ドライヤーで乾かして
いきます。
この細かい作業を繰り返すこと３時間。
目立っていたカビが、
ほとんど取れてきましたが。
＞＞やっぱり１か月くらいはかか
るんじゃないですかね。
＞＞色が落ちやすい生地なので、
時間をかけて復元していくそう。
このように手間をかければ、ひど

い染みが、きれいになくなった。
時間がたった塗料の汚れも、見事
に取り除きました。
色あせた洋服の襟が、なんと新品
のように鮮やかに。
汚れを落とすだけでなく、
色付けをして復元もするんです。
衣がえの季節、ダウンジャケット
の依頼も多いそう。
ここで特別にお願いをして、スタ
ッフが着ているダウンを持ち込み
ました。
＞＞かなり汚れてますね。＞＞達人もびっくり。
８年前に購入したダウンは、
首から襟元の汚れがかなりひどい。
クリーニングに出しても落ちなか
ったといいます。
白いから目立ちますが、あなたの

ダウンも、これくらい汚れている
かも。
＞＞肌に触れる所は皮脂だとか、
あと髪の脂だとか、そういうもの
が多いと思いますけれども。
＞＞果たして松村さんは、この汚
れをどうやって落とすのか。
まずは洗剤をつけてブラシで汚れ
を落とし、
先から超音波が出る機械で、汚れ
を浮き上がらせます。
そしてポイントなのが、ドライク
リーニングでなく、水洗い。
表面の汚れだけでなく、
中にたまった汗も洗い取るといいます。
さらに独自開発した粒子の細かな
水を使うことで、
より多くの汚れを落とすことがで
きるんだとか。
でも、
ダウンってじゃぶじゃぶと水で洗ってもいいの？
＞＞大丈夫ですよ。
中の羽毛自体はもともとは水鳥の羽ですから、水に入ることは何も
問題はないです。
＞＞脱水機に入れて回すと。
出てきたのは、汚れた水。
＞＞すごいですね。
＞＞やっぱりかなり汚れています
よね。
＞＞８年間着てついたダウンのひ

どい汚れ。
達人の手にかかれば。
なんということでしょう。見事に汚れが落ちました。
襟元がまるで新品のよう。
ほかの店では落ちなかったひどい汚れが、こんなにきれいに。
袖の汚れも、すっきり。
着てみると。
＞＞ふかふかですね。
＞＞はい。軽い感じが。
＞＞ちなみにお値段は１万９７０
０円となります。
もう一つお願いしたのが、こじる
り愛用の帽子。
内側には、
ファンデーションの汚れがこびりついてしまっています。
女性にはよくある悩みですよね。
果たして汚れは落ちるのか。
出来上がりはスタジオで。
＞＞さあ、
ということでスタジオにはクリー
ニング界のガリレオと呼ばれてい
ます、松村さんにお越しいただき
ました。
おはようございます。
よろしくお願いいたします。
＞＞よろしくお願いします。
＞＞しかし、小島さんの帽子、か
なり汚れてましたよね。
＞＞ファンデーションついてます
ね。