んですけれども、なぜこういうコ
ースたどりそうなのか、こちらで
説明していきます。
台風っていうのは、
そもそも自分自身で動く力っていうのはほとんどないんですね。
周りの風に流されて、台風という
のは進んでいます。
南の海上でどういうふうな動き方
をするかといいますと、こちら、
太平洋高気圧があります。



この縁では、時計回りに弱い弱い風が吹いているんですね。
この風に乗ってゆっくりゆっくり
台風が進んできたところ、高気圧
、西への張り出し、
今それほど強くないんですね。
西日本がちょっと開けているよう
な状況となっています。
台風から見たら、西日本方面が開
けているような状況。
沖縄方面まで台風は進んできまし
た。
そうすると、台風を運ぶ風という
のはバトンタッチするんですね。
それが偏西風です。
大体中国、
日本の辺りから北で吹いている風
です。
飛行機でも西行き、東行き、時間
違いますよね。
これ、偏西風吹いているからなん
ですよ。
なのでゆっくりゆっくり高気圧の
縁を回ってきたところ、偏西風に
流されて、東へあっという間に進
んでいく。
＞＞挟まれとるんだ。
＞＞そうなんです。
やっかいなのが、この沖縄周辺も
そうなんですけれども、日本の南
の海上、今、海水温がすごく高い

んです。
一年でもこの時期というのは一番
海水温が高いんですよ。
＞＞この時期が一番高いんですか
？
＞＞そうなんです。
海水というのが熱しにくいという特性があるんですね。
夏の暑さというのが、
やっと今になって伝わってきているような状態なんです。
海水温が高いと、雲がいっぱい発
生しますので、台風から見たエネ
ルギー、いっぱい得ることができ
てしまうわけなんです。
なので力をいっぱいためて、日本
列島、
広い範囲で影響が出てしまうよう
なおそれがあるというわけなんで
す。
＞＞さあ、それでは現在はどんな
勢力なのか、また解説していただ
きましょう。
＞＞現在の情報とこれからの進路
、情報を整理していきますね。
現在、８時の推定の情報が入って
いますけれども、
沖縄が風速２５メートル以上の暴
風域、本当に外出が危険なほどの
暴風。
＞＞映像で見ても分かりましたもんね。
＞＞本当に今、沖縄では大荒れの

ピークを迎えていますので、外出
は控えてください。
中心の気圧が９５０ヘクトパスカル、最大風速が４５メートルで、
瞬間的には、６０メートル以上の
強い風、
猛烈な風が吹くおそれがあります
けれども。
＞＞現在の那覇市の映像ですね。
＞＞これ以上の風が吹いていくと
思ってください。
これからの進路の予想、まずあす
にかけてご覧ください。
だんだんと進路、東寄りへと変えていきます。
偏西風に乗るので、東寄りに進路
を変えていきます。
あすの朝の時点では、
鹿児島のすぐ南の海上まで進んでいそうですね。
勢力、
同じような勢力を保っています。
むしろ発達して西日本に接近して
くるおそれがあるんですね。
今以上の風を吹かせるようなパワ
ーを持って、九州に近づいてくる
おそれがあります。
あさってにかけての進路です。
スピードに乗って、西日本、東日
本を通過していきます。
関東も台風の暴風域に入る可能性
高いと思ってください。
＞＞あさって月曜日か。