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2018/09/29(土) 13:05〜13:50 西郷どん(36)「慶喜の首」[解][字][デ][再]


兄さぁがないのために戦っておるのか→
おいには まだ… 分からん。→
おいは 最後まで戦って→
兄さぁの覚悟っちゅうもんを
こん目で見届けたか。
じゃっで
おいも連れてってくいやんせ。
好きにせえ。

ほいなら 皆様あいがとさげもした。
西郷はん 信吾はん 小兵衛はん→
どうか3人とも お気を付けて。
西郷は~ん!
お虎。
お虎どん 達者でのう。
行っど。
西郷はん! 西郷は~ん!
御一同 承知のとおり上野 寛永寺の宮様→
尾張慶勝公からも
連日 書状が届けられております。
我らに進軍をとどめてほしいと。


静寛院の宮様からもおんなしように御嘆願が来てる。
慶喜さんも
徳川さんの菩提寺である→
上野の寛永寺に謹慎して
天子様に恭順を示してはるって。
畏れながら
ここで手を緩めてはないもはん。
徳川慶喜が
恭順を示しておられる以上→
戦に名分はないと存じますが。
本当に恭順されておるならば→
兵器 弾薬 軍艦の
一切を引き渡し→
徳川慶喜自らが 死を覚悟して
我らが軍門に下るのが→
道理っちゅうもんでは
ごわはんか?
たかが紙切れ一枚で 到底
信じられるものではございもはん。
西郷殿! 仮にも先の御台所
静寛院の宮様からの→
ご書状にございますぞ!
こいは異な事を!
慶喜討伐は
天子様の御命令にごわんど。
<軍議が重ねられた結果
官軍の江戸城総攻撃は→
3月15日と決まりました>
失礼致しやす。 勝でございます。
(勝)官軍の先鋒隊が

駿府から箱根の関を越え→
もうすぐ川崎に入るんじゃねえか
って知らせが届きやしたよ。
(慶喜)どうするも何も
俺は ただ ひたすら→
天子様のお許しを賜れるのを
祈って待つのみだ。
フッ…。
ああ…。
錦の御旗を掲げて
図に乗ってるやつら→
あんた 許す訳がねえ。 やつらは
あんたの お首が欲しいんですぜ。
戦えば 勝ちますよ。
こっちにゃあ [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]長にも負けない洋式調練された精兵がおります。
最新式の銃もあれば大砲もある。
何より開陽丸をはじめとした12隻の軍艦がある。
一切 私に任せて下すったら→
駿府の大総督府を海から一斉砲撃してみせますぜ。
いや それだけじゃねえ
フランスの力を借りて→
大坂湾から京を攻めちまえば
いいんですよ。→
そうすれば お望みどおり→
あっちを朝敵にしてしまう事だってできやすよ!
さて どうなさるね?
それならば 確かに勝てる。
だが その時こそ→
日本は終わる!
日本は 異国の手に渡る。

そのような事だけはさせぬ!勝 俺を見くびるな!
俺は 朝敵のそしりは受けぬ。
徳川を 世界の笑いものにさせてなるものか!
よくぞ仰せられました 上様!
戦を続けるつもりはないという事ですな?
もはや…→
朝廷にやいばを向けるつもりなどない。
勝 後始末は任せた。
どんな沙汰でも甘んじて受けよう。
今のお言葉→
お父上の前だから申されておるのではございませんな?
たわ言を申すな。
だが これでよいな。
くそ親父殿。
山岡。≪(山岡鉄太郎)はっ!
聞いていたかい?
はっ。
上様のご覚悟の程
しかと拝見致しました。
すぐに駿府へ。 頼んだぞ。

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