さて カレンちゃん。はい。
ねえ もう…
紙が置いて…。
そうなんです。
「でたよ~」って感じ?
そうですね…
いや もしかしてじゃないよ。
やっていましたよね。
実はですね ここにある紙。
これね 高校生の皆さんから
頂いた→
古文に対する ご意見なんです。
あっ これ?
そうそう そうそう。 それがね
皆さんからのご意見頂いたんで→
ちょっと紹介するね。
はい。
まずは しおりさんのご意見です。
あとね…
…なんていう意見もありますから。
そうだね 好きな子の意見を聞くとそう思うかもしれないけど…
いや そうなんです。
いるんです やっぱり。 はなさん。
…なんていう意見も
ありますから。そうだねえ。
この辺は やっぱ…
でもね 古文が苦手な みんなも少しでも興味を持てるように→
今日も 金田一先生に
楽しく教えて頂きましょう。
はい 分かりました
。(ベル)
国語の基本を
あらためて学ぶ→
高校講座
「ベーシック国語」。
あえて 初心にかえる事で 何か
新しい発見があるかもしれない!
本日のテーマは…
それでは楽しく学んでいきましょう。
♪♪~(鼻歌「ふるさと」)
おはようございます。おはようございます。
先生 どうしたんですか?
何か 今日…
あの… 今日は「古文」ですね。
古典の文法ですけれども→
ちょっと
そのテーマに関係があるんです。
この歌が。
じゃあ…。
一体 これは
どういう意味でしょうか?
「かの」… その有名な山とか
いうやつの「かの山」。
おお~ すごい すごい すごい…。
そうです。
このね 「おいし」っていうのは
実は そうですね。
「追いし」 追っかけていた。
でも 大体 分かってたね。そんなのは分かるよ。
普通なんかね
「美味しい」っていう方に→
間違えちゃったりとかね。
そうそう… それ 思わない?
思わないか。
難しいな。ねっ。
こういう「追いし」
「追う」は いいよね。
追っかけてる。 そのとおりです。
「し」っていうところがね→
こういうのを
助動詞っていうんです。
難しい~。
そんな顔しない そんな顔しない。
助動詞とは→
動詞や形容詞などの後ろについて→
いろいろな意味を
補助する言葉です。
例えば 現代語では→
「行く」という動詞に助動詞「た」がつくと→
過去を表す「行った」になり→
「行く」に 助動詞「たい」がつくと→
希望を表す「行きたい」になります。
こういった働きをする助動詞が→
古文の中には
たくさんあるのです。
「追う」っていう言葉に→
「し」っていう助動詞がくっついた訳。
そうすると「追う」だけだと→
「追う 追う 追う」っつってそれで終わっちゃうじゃない。
…で 「し」がつくとね
実は これは→
昔の言い方で「た」にあたるんです。
「追いし」の「し」は過去を表す古文の助動詞です。
現代語で過去を表す助動詞「た」と
同じ働きをしています。
このように 古文には
古文特有の助動詞があるのです。
この「つりし」
これは 何だか分かる?
はい 分かります。