2018/10/05(金) 16:47〜17:53 ten.【防災のカラクリ!相次ぐ災害…自衛隊に学ぶ“簡単防災対策”】[字]


R技術を使って、自分が災害を疑
似体験できる、そういった装置に
なっています。
>>ことし4月、
東京都がおよそ1億3000万円を投じて作った、
VR防災体験車です。
>>怖かったー。
>>ゴーグルをつけると、
360度リアルな映像が広がります。
震度7の揺れを再現した車では、


風やにおいまでも。
>>本当に怖かったです。
においもなんか、あっ、
こういうふうなにおいするんだっ
ていうのは、なんか土っぽい、本
当になんだろう、あんまり嗅いだ
ことのないような。
>>そうですね。
このにおいを想定してるのは、
燃え始めるときのにおいを想定し
て作ってます。
>>災害の疑似体験には、

どんな効果があるございましょうか。
>>ハザードマップだけですとか、
あるいは映像だけよりも、
VR体験のほうがですね、
より危機感をリアルに自分のこととして感じられて、
新たな対策をしようという気にな
ったという結果が得られています。
>>国内にあるのはこの1台だけ
で、各地で引っ張りだこです。
しかし、注目されているのは、最
新の技術だけではありません。
1990年代に大流行したポケベ
ル。
携帯電話が普及する前、
営業マンや女子高校生の連絡ツールとして、
大活躍しておりました。
今では見なくなりましたが、
意外な特徴が。

>>圧倒的に受信力が高いと。
>>ポケベルは携帯電話よりも電
波が強く、
屋内や地下でもつながりやすいん
です。
その特性を生かした防災グッズが、
西日本豪雨のとき、活躍したんで
す。
それがこちら。
>>身を守る行動を取ってくださ
い。
>>自治体からの防災情報を聞く
ことができる、
防災ラジオ。
受信力の強いポケベルの電波を使っているんです。
>>防災情報を伝えるのは、
屋外拡声放送であったと。ところが、最近になって、台風、
集中豪雨、
要は外は荒れ、音が消される。>>屋外の防災無線が、
雨の音で聞こえないときや、スマ
ートフォンが使えないときも、
ポケベルの電波のラジオなら、防
災情報を聞くことができるんです。
実際、
西日本豪雨で被害に遭った岡山県高梁市でも。
>>西日本豪雨のときは、
当然なんですが、
先般ありました台風24号のとき
についても、
特に役に立ったという声も聞いて

おります。
情報伝達手段としては、
本当に有効なものというのが、災害を受けて実感したところです。
>>災害時に強いと、
自治体からは問い合わせが殺到。ポケベルは今、
防災という第2の人生を歩んでお
ります。
最新の技術も一昔前のものも、
賢く使って災害に備える。
妙に耳に残るこの歌。
地震が起きたときに身を守る歌なんだとか。
作ったのは加古川市のとあるマン
ションの住民たち。
このマンション、
防災に非常に力を入れていて、
内閣総理大臣賞をはじめ、
数々の賞を受賞するなど、
地域防災のパイオニアと呼ばれて
いるそうです。
果たして、
どんなマンションなのか。
カラクリ取材班が参りますと、
何やら作業をしている人が。
>>これは台風24号がやって来
るので、備えを皆さんに告知する
ポスターですね。
>>この日は台風24号が上陸する前日。
住民が自発的にポスターを貼り、
注意喚起をしておりました。
さすが、