2018/10/05(金) 16:47〜17:53 ten.【防災のカラクリ!相次ぐ災害…自衛隊に学ぶ“簡単防災対策”】[字]
意識が高い。
ほかにもさまざまな備えが。
>>こちらなんですけれども、
防災井戸なんです。
>>井戸ですか?>>井戸なんです。
>>敷地の中には、なんと井戸。
>>30メートル下まで掘り下げて、
その水を、
24時間365日、
湧水のごとく流してるんですけれ
ども。
>>断水したとき、住民2000
人分の水を確保できるよう、
敷地内に井戸を2か所、設置して
いるんでございます。
ほかにも、
避難情報を伝えるスピーカーや、
エレベーターには非常用トイレ。
住民たちで作った防災ガイドまで。
>>何かちょっと気になるなとい
うようなことを、何か感じたとき
に、
ちょっとこれ読んでみようかなということはありますね。
>>このマンションでは、住民全
員が防災会という組織に入ってい
るんです。
きっかけは阪神・淡路大震災。
防災会はことしで発足から20年
を迎えました。
毎年、
1軒につき2000円ほどで、年間およそ100万円の予算を、
防災の費用に充てています。
そんな住民たちが掲げるテーマは。楽しく防災。
週末の夜をのぞいてみますと。
>>これはですね、
1000円出しの会といって、毎
週土曜日、
懇親会をしているというものです。
>>私から見たら、全員先輩なん
ですけど、
ざっくばらんに会話させていただいてますね。
>>やっぱり楽しく、楽しくね。
楽しくがキーワード。
>>そうですね。
>>ふだんから住民どうし、交流を深めることが、
いざというときの力につながると
いいます。
例えば。
>>大阪名物のイカ焼きですよね。
このイカ焼き器を、
われわれは防災用具として備えてます。
災害時の想定としては関西では各
家に粉ものの文化があるので、
家に1キロぐらいの小麦粉ありま
すから、
それと防災井戸との水とで、合わ
せて、
いわばお好み焼きが短時間で焼け
る。
>>災害時に粉もんとは驚きです
が、
ふだんからお祭りや餅つきなど、
マンションの行事で使っているんだそうです。
日頃のつながりや、
活動が大事ということですな。
>>ライフラインというのが、
水とかガスとか電気というじゃないですか、でもわれわれのライフ
ラインは、コミュニティーそのも
のなんですね。
>>楽しくなければ続かない。
日頃のつながりが備えに。
備えあれば憂いなしといいますが、
一時的な備えではなく、
暮らしの一部に防災があることが
大切なんですな。
>>やっぱり意識の持ち方ですよ
ね。
>>そうです。住人の方々も、無
理にやっているのではなくて、
皆さん楽しくやってるらしくて、
あちらのマンションには、
およそ580世帯、
約2000人の方がくらしてらっしゃるんですけれども。
年に1回、防災訓練をされてて、
以前呼びかけたときには、半数近
い、800人の方が集まったそう
です。
>>すごい。
>>いざというときに行動できな
いと。
>>そうですね、日頃から何か動
いてないとできないし、まさにな
んか自治体ですね、あそこのマン
ションがね。すばらしい。
>>すごいですよね。
>>毎週、懇親会やってるのはす
ごいですね。
>>本当、
それ自体が楽しみになっているんでしょうね、有馬さん、いかがで
すか。