世界からお金が消えるかもしれないんだって?
な~に~!?
これは 世界最古といわれる硬貨です。
人類が生んだ現金は
取り引きを効率化させ 貿易が世界に拡大。
経済を成長させてきました。
その現金が今 急速に姿を消し始めています。
例えば
スマートフォンによるデジタル決済。
人体に埋め込むICチップや…→
目や顔の認証システム。
現金をなくそうとしている国まで
登場しているんです。
世界から現金が消え始めたのは
単に便利だからだけではありません。
資本主義の転換が
関わっているというんです。
これまで
世の中に お金がたくさん出回れば→
モノを買う人も増え
企業も利益が出て 経済が成長する。
そう信じられてきました。
ところが…。
世界が お金の量を
いくら増やしても→
効果が得られなく
なっているというんです。
大量に刷った現金が
犯罪組織へ流れていたり。
お金の量を増やし過ぎて 価値が急落。
コーラ 一本買うのに山積みの札束が必要になり→
経済が破綻寸前になる国も。
こうした問題の解決には→
今のお金を 違う形に
進化させる必要があるのではないか。
かつてでは考えられなかった
未来のお金の模索が始まっています。
人類が慣れ親しんだ 現金。
それが消えた先にはどんな世界が広がっているのでしょうか?
まあ 僕は大抵…
よく そういうのありましたよね。
すごい古い言葉になっちゃいましたよね。
今 でも 例えばネットで何か買い物することが→
すごく増えてるでしょ?
ネットも そうですね。
俺自体がスマホじゃないけど。
確かに 現金をなかなか使わなくなってきてるっていうのは→
何となく分かるんですけれども。
ただ単に…
はい。 これは 経済とお金の動きを…
その関係性を表した模型になっています。
実体経済 モノの動きが
周りにあって→
中心に
お金の動きがあるんですけれども。
我々 例えば 働いてお給料をもらって→
それで モノを買ったりするという。
ちょっと 太田さん
これ 実際 回るんですけれども→
回して頂けますか?
回りましたね。 グルグル グルグル…。
お金は こういった現金だけではなくて→
我々の預金であったりとかあとは スマートフォン決済とか→
いろんなものが 実際には
このお金の循環を作っています。
じゃあ このお金を
誰が供給しているのかっていうと…→
よいしょっと。 こちらですね。
中央銀行が供給をしてると。
日本でいうと 日本銀行ですよね。
今ですね 日本を含めて先進国で何が起きてるかっていうと…
これが 本当は
グルグル回ってなきゃいけない。
一生懸命 お金を回そうということで→
よいしょっと。 こういう感じでですね→
お金を供給するわけですね。
増やしてはいるんですけれどもそれでも なかなか…
滞っちゃってる。
それにしても増やし続けてきたはずのお金→
一体
どこに行ってしまったんでしょうか?
増やしたお金の行き先。
その最たるものが 企業や個人です。
お金がため込まれ
使われなくなっているのです。
例えば…
仮に 一万円札で積み上げてみると…。
大気圏を突き抜け
宇宙に達するほどの量です。
これは 日本のお金が
やり取りされている頻度のデータ。
いくら量を増やしても→
お金が 年々動かなくなっていることが→
分かります。
それどころか お金を増やしてきたことで思わぬ悪影響が出ている。
そう指摘するのが
世界の通貨を研究する…
地下経済とは 犯罪や汚職→
不法移民への支払いなど→
税金が支払われない