♪♪～
＜この男性を覚えていますか？＞
＜２年前　オバマ[外:835D78967C04D0F60F02EAFD9D328EF3]大統領が→
その功績をたたえた被爆者です＞
＜森さんは自らも被爆者でありながら→
原爆の犠牲になった
アメリカ兵捕虜…＞
＜…の存在をたった一人で
調べて来ました＞
ぜひ…
。
＜４０年以上にわたって
被爆米兵の身元を調べ→
遺族さえ知らなかった真実を
伝え続けた森さん＞
＜その活動は
ドキュメンタリー映画にもなりました＞
＜そして
　今年＞
＜８１歳にして初めて→
被爆米兵の故郷　アメリカへ＞
＜森さんには
　どうしても会いたい人がいました＞
＜それは
　１９歳で亡くなった→
被爆米兵の妹＞
＜兄の死に複雑な思いを抱いていました＞
この人には
　ぜひ会いたいと。
どうしても


　会わせてほしいと。
＜被爆者
　森　重昭さん＞
＜原爆を落とした国で
伝えたいこととは？＞
はい
　いらっしゃい。（学生）　お邪魔します。
どうぞ
　どうぞ　いらっしゃい。（学生）　こんにちは。
（
学生）　こんにちは。どうぞ。
＜オバマ[外:835D78967C04D0F60F02EAFD9D328EF3]大統領と
対面して以来→
講演の依頼が相次いでいる
森さん＞
＜この日は
　新潟から修学旅行生が訪ねて来ました＞
どうして
　アメリカ兵の遺族を捜そうと思ったんですか？
そう強く思ったから
　だから…。
…を持ってましたからね
。
＜米軍の爆撃機が→
広島の呉と江田島を襲いました＞
＜しかし
　５機が撃墜され→
パラシュートで脱出した兵士は
捕虜に＞
＜連行された先が


広島市内でした＞
＜そして…＞
＜米兵たちが収容されていたのは…＞
＜…の軍の施設＞
＜祖国が開発した新型爆弾の犠牲となったのです＞
＜当時
　国民学校に通っていた森さんも→
爆心地から２
．５ｋｍ離れた自宅のそばで被爆しました＞
＜その後
　森さんは被爆者たちが描いた絵から→
ある事実を知ります＞
＜見せしめにされる米兵たち＞
＜被爆したのは
自分たちだけではなかった＞
＜知られざる
被爆米兵の存在です＞
こんなに知らないで
いいんだろうかと。
確かに…
。
＜森さんは
　会社勤めの傍ら→
被爆米兵の目撃者に
話を聞いたり→
ＧＨＱの資料を
集めたりするなどし→
米兵の身元を特定＞
＜遺族を捜し出し手紙のやりとりを続けました＞
アメリカ宛てですか？

そうそう　うん。
じゃあ
　これで失礼しますどうも　どうも。
＜突き止めたのは→
被爆米兵が１２人いたということ＞
＜彼らは
　皆祖国　アメリカを愛し→
戦った青年たちでした＞
＜森さんは　遺族に代わり彼らの名前を→
原爆死没者名簿に登録しました＞