2018/10/08(月) 02:00〜03:00 関ジャム 完全燃SHOW【ピアノは楽器の王様?ピアニスト清塚信也が楽しく解説】[字]
オルガンかチェンバロで弾くんですけど。
当時 この新しかった
チェンバロという楽器を→
ホントに 魅力を使って→
バッハは曲を作っていたんですね。
それが 『平均律クラヴィーア曲集』
というのがあります。
当時 すごくセンセーショナルな→
超トレンドの先を行っていた曲集なんです。
この『平均律クラヴィーア』→
今 出ている楽譜 見てもらったらわかるんですけども。
16音符が めまぐるしく
あるじゃないですか。
16音符っていうのは
すごく細かく動いて→
素早く動く曲なんですけども。
これを オルガンで弾くと→
おそらく
ほとんど聴こえないんですね。
(村上)そうか。
残っちゃうから 音が。
そうなんです。
なので こういう…→
機動力と申したのは
こういうところで。
すごい素早い動きが
できるようになったという→
すごい
最新の機械だったわけですね。
(林)では 実際に
演奏して頂きましょう。
チェンバロの
機動力ある素早い演奏に注目。
♪♪~(チェンバロ)
♪♪~
えっ? 下しか弾いてへんのに
上も動いてるんや。
♪♪~
(大倉)何? これ。(丸山)チロチロいってるね。
ホントに
素敵な音だと思うんですよね。
こういうので バッハを聴くと→
本場のあの時代にあった楽器という事で→
すごく 今も 僕も感動しました。
弾き方とかも…じゃあ 演奏方法も→
変わってきますよね?
違いますね。
(村上)チェンバロが
出てきた時っていうのは。
そうですね。 で バッハが…
スターが生まれるのと同時に→
鍵盤楽器の
この新しい楽器を使った→
新しいテクニックというのも
出てくるんですね。
(村上)はいはい。
(清塚)これもまた 面白いんです。
例えば 曽根さん。
チェンバロという楽器→
ピアノほどは…。
(ピアノ)
こう長い音が
まだ出ないんですね。
それでも 残るは残るんですけど。
でも その長い音をバッハなどが表したい時は…。
(チェンバロ)
(古田)ピロピロや。(丸山)ピロピロやってる。
(澤部)ピロピロなんだ これが。
(清塚)これを トリルというふうに言うんですけども。
つまりは ピアノで表しますと
この…。
(ピアノ)
って 長い音が 長い音としてずっと続いててほしいから…。
(ピアノ)
(村上)はあ~! 音 残すために。
というふうに
こう ずっと これが…。
(ピアノ)
鳴ってるという体で聴いてほしいというので→
トリルというのが この時代→
すごく長いトリルとかっていうのが流行ったり。
最先端の技術としてやるんです。
その技術は今でも結構 残っていまして。
例えば ショパンの
『小犬のワルツ』なんていうのも…。
♪♪~(ピアノ)
(横山)それや。
♪♪~
…という感じです。
ちょっとサービス多かったけどね。
いいですね。 やったな~。
でも やっぱ 現代にも残る
という事は あの時…。
(林)そうですね。
チェンバロがあったから→
こういう曲が残ってるんですよね。
さあ という事でホントにお忙しいところ→
曽根さん
ありがとうございました。
(拍手)