2018/10/20(土) 16:00〜17:13 NHKスペシャル「“樹木希林”を生きる」[字][再]


何事もなかったかのように撮影に臨んでいました>
じゃあ テストいきます。
よ~い はい!
先生!
お~!あら やだ…。
はい カットです。

<希林さんは ひとつきに及ぶ撮影を乗り切りました>
線の中に
入れなきゃいけないでしょ。
<その翌日
希林さんは息つく暇もなく→
次の映画に取りかかりました>
<希林さんは どうやって気持ちを切り替えるのか→
素朴な疑問が湧きました>
はい。
<次の作品は カンヌ映画祭で
パルムドールを受賞した→
「万引き家族」です>
ねえ 誘拐だよ あれ。どう見ても。
違うよ~。
監禁も身代金要求もしてないし。
そういう問題?
出してないのかね… 捜索願い。
<犯罪でつながった
疑似家族の絆を描いた作品です>
白菜ばっかり。
白菜 体にいいんだよ~。
肉の味 しみてるし。
おふも もう出来てるよ。
<希林さんが


是枝監督の作品に出演するのは→
これで6本目です>
<打ち合わせの時 希林さんが脚本への疑問を投げかけました>
ゆりが映ってる!
<希林さん演じる老婆の家には→
行き場のない人たちが
集まって暮らしています>
<なぜ 見ず知らずの他人を
老婆は受け入れたのか。→
希林さんは リアリティーを
感じられないでいました>
…ことを今 相談してた。
そうそう…
どうします?
<どうすれば 映画の中でリアルな世界を描けるのか。→
希林さんは 繰り返し
監督と議論を重ねました>
<その後 老婆には
夫から捨てられた過去があった→
という設定が加えられました>
そうだけどさ しかたないだろう。
あっ お構いなく。
<夫が別の女と作った家庭に→
老婆が
金をせびりに行く場面を作り→
その複雑な内面を
描き出したのです>
これ 少ないですけど。
あ~ そうですか。
じゃあ 遠慮なく。

母のことは本当に申し訳なかったと思ってます。
いや あなたに罪はないですよ。
あらら また3万だ。
すぐ いくよ!
<更に 「女優にとっては→
ヌードになることより
恥ずかしいのよ」と言いながら→
入れ歯を外して
撮影に臨んだ希林さん>
<とことんまで
自分をさらけ出しながら→
役に向き合っていました>
♪♪~
<11月 3本目の映画の撮影が
始まりました。→
犯罪に手を染める老婆から
一転して→
次に演じるのは…>
<りんとした たたずまいの茶道の師匠です>
わきの下に卵一個
挟んだような気持ちで。
よいしょ。
よいしょは なし。
はいはい。
「はい」は 1つ。
はい。
重たいものは軽々と。軽いものは重々しく持ちます。
いやいや! 入る時は左足から。
左足から それで はい。
敷居と畳のへりは

絶対 踏まないように。
<このころ 希林さんは→
新たな映画への出演依頼を全て断っていました。→
私は その真意を
尋ねることにしました>
この4本で終わりにしようと
思われてるのかどうか→
っていうのを ちょっと
聞きたいと思ってたんですけど。
そりゃ 終わりになるんなら