2018/10/20(土) 17:15〜18:00 西郷どんスペシャル(3)「西郷と大久保 明治に挑んだそれぞれの道」[解][字][デ]
もう大変なんてもんじゃないですよ。
じゃあ 公務員に
してもらえるのかっていうと…
急にね それまで別に
農作業してたわけじゃなく。
何にも できないからね。
(塚地)だって武術ばっかりを練習してたのが→
何にも生きなくなる。
どうですか?高橋さん 急に もう俳優なし はい 駄目。
明日から普通に一般で働いて下さい
って言われたら大変ですよね これ。
何やったらいいのかも分からないし。
そうですよ。 真麻さんもやめさせるわけです タレントを。
そうか。 いや 最初は…
そうはいかないね。そうはいかないんです。 全部やめさせる。
どうしようもないですよね。
何したらいいのかも分かんないし→
何か本当 途方に暮れちゃうというか。
ねえ。
だから 例えば
フリーターになりますってなって→
コンビニで二十歳代の子に怒られるとか
絶対 嫌ですもん。
あれ? 何やってんの塚っちゃん えっ?
ちょっと間違えてるよ。
レジ打ち間違えてるよ。
すいません。 ここを こうこうこう。
ギャグやったって。
怖っ。やってられへん。
そんな中 西郷どんと大久保
更なる改革へ動き出します。
それでは磯田先生
キーワードお願いします。
あっ ここに こんなものが!
(磯田)もう繭 作り始めてますね。本当だ 繭作ってる。
わいのせいだぞ! 町に士族が ごろ~っち
あふれてよ! どげんすっとか あれ!
廃藩置県が断行され 身分を失った
武士たちの不満は膨れ上がります。
それでも 断固として改革を続ける
明治新政府は→
新たな国造りの一歩として
西洋列強へ視察に出ることを決定します。
はっ。
はっ。
それが 世に言う…
中心メンバーは→
新政府のナンバーツー 岩倉具視。
それに次ぐ実力者 木戸孝允。
そして 大久保利通。
彼らは…
産業の発展ぶりや
それを支える政治経済の仕組みを→
実際に見て学びました。
一方 西郷は 岩倉使節団には加わらず→
留守政府を預かり
さまざまな改革を行いました。
(汽笛)
まず 鉄道を開業。
そのために わざわざ海を埋め立てました。
国民が等しく教育を受けられるように学校制度も整えました。
これは 当時の小学校の教科書。
かなりハイレベルなんです。
食べ物の名前も
難しい漢字で教えています。
更に さまざまな外国人が
訪れるようになったため→
人種の見分け方も教えています。
モンゴル人にアメリカ人。
そして こちらは
エチオピアと書かれていますから→
アフリカ人を指していたと思われます。
このアメリカ人 どんな人やろね?
そして 西郷が取り組んだ
何より大きな仕事は…。
メリケンちゅう国には
豊かな大百姓が大勢おる。
農業こそが国の土台じゃ。
西郷が農業を根づかせた地として知られているのが→
ここ 山形県鶴岡市にある松ヶ岡地区。
ここでは 西郷が殊の外 尊敬されているといいます。
床の間の中心に西郷隆盛の肖像画。
更に 同じ部屋に もう一枚。
(取材者)全部ですか?
ええ。
それでは見せて頂きましょう。
こちらのお宅にも。
こちらにも。
農業を根づかせたとはいえ→
なぜ これほどまでに
尊敬を集めているのか。
実は 松ヶ岡を開墾したのは…
身分も誇りも失った彼らに→
西郷は 土地を与え
生きる術を教えたのです。
武士たちは農業を足掛かりにして
この地に ある産業を興しました。
開墾地に植えた桑で蚕を飼い 生糸を生産。
やがて日本有数のシルクの産地となったのです。
西郷の功績を 「西郷どん」の