2018/10/20(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「#116 有田焼」[解][字]


(笑い声)
随分 熱心に眺めてますね。
タモさ~ん そろそろ次の場所に行きますよ~。
宮殿を出てタモリさんが向かったのは

有田の東の端。
なぜ 有田が磁器の町になったのか
その理由を探りましょう!
あっ これ…
そうなんですよ。古いやつをね。
光が当たったらキラキラ。


現代物だから色が あざ…
おお… ん?
有名な場所なんですけど。ご存じでした?
そうですね。
へえ~。
実は 磁器の原料は
「陶石」という石なんです。
陶石を細かく砕いて 水と混ぜ
上澄みを布でこし取ることで→
真っ白な粘土ができます。
この泉山こそ 日本で初めて大量の陶石が見つかった場所なんです。
およそ400年前
豊臣秀吉の朝鮮出兵で連れてこられた→
朝鮮の陶工たちが
発見しました。
すごい光景だな…
ああ そうですか。ご紹介します。
あっ どうも よろしくお願いします。
こんにちは 武内と申します。
よろしくお願いします。
焼き物の原料の研究をやっております。
では ここから
真ん中の方に下りていきます。
普通の人も入れるんですか? いつも。
ここまでしか入れないですね。
そうですよね。
うわ~。
だから これもそうですよね 下もね。
(武内)そうです。 実は 我々…
(石を砕く音)

あ~ 真っ白ですね。
こういう。
あ~ 真っ白。
ちょうど そこに
昔掘った跡がありますね。
ちょっと行ってみたいと思います。
あっ 行けますか。
うわ~ デカいですね!
はあ~。
お~! こんなにデカいんだ。
うわあ~。おお~ すごい。
(武内)そうなんです。
ツルハシの跡なんですね。→
昔の方々が 手掘りで
これだけ どんどん掘っていかれた→
ということになります。
じゃあ…
これは だから あれですよね…
おおおお…。
ええ。
もう すごい 先に。
これが流紋岩の石になります。
えっ?
これが こう…
ちょっと難しいですよね。
陶石が出来る仕組み
僕が説明しましょう!
この辺りには 溶岩が冷えて固まった→
「流紋岩」という岩石があります。
流紋岩は 磁器に欠かせない

ガラス質を多く含んでいますが→
鉄分も含んでいるため黒っぽく
そのままでは磁器に使えません。
ここに 地下から
250度近い温泉が上がってきました。
温泉で鉄分が洗い流され
流紋岩が驚きの白さに。
こうして 磁器の原料にうってつけの
陶石に変化するんです。
へえ~!
林田さん結構うたぐり深いんですねぇ。
じゃあ その証拠を見に行きましょう!
あっ そうなんですか。
ハハハハ!
(鳴きまねの口笛)
(鳴きまねの口笛)
(一同)おぉ~。(拍手)
(笑い声)
鳥男!
あの辺りですか?
あぁ~ あぁ~ はい。
そうなんです。
ああ…
あっ もう…
あ~ いい粘土化してる。
ほら。
石から もう すぐ こうなるんですね。
ちょうど落ちてきたやつ
ここ 大きいのがありますけども…。
あ~ これは!