冷たい海に入るんです>
<海に進出するという
とんでもない進化を遂げた→
ウミイグアナ>
<じ~っと日なたぼっこをして体温を上げるというのは→
とても大事なこと
だったんですね>
体温を上げてるんですか。
海女さんが小屋で火当たってんのと同じね。
そういうことですよね。
サボテンの下で 実が落ちているのを待っていましたよね。
彼らは実は…。
で 一方のウミイグアナは水の中で流されないように→
岩をガッチリつかむため
鋭い爪を持っています。
ですから このように
垂直な壁もスルリスルリと→
自由自在に上ったり下りたり
することができるんです。
さらに
このウミイグアナの鼻の辺り→
何か飛んでるの分かりますか?
飛んでるね 何か。
鼻水出して 昔のおじさんみたい。
ハハハ…。
これ 塩分を吐き出してるんです。
そうなの?
海にすんでますから
やっぱり いろんな塩分が→
体内に入って来る
わけですけども→
鼻の近くに専用の器官が
また進化してまして→
そこから余分な塩分を出してる
ということなんですね。
すごいね。
そんなやつだけが生き残ったの?そう考えると すごいですよね。
塩分だけ カッと出せるやつがね。
でも イグアナって世界中にいますよね。そうそう。
だったら海の近くにいる
イグアナは→
みんな ウミイグアナに進化してもおかしくない。
そう ガラパゴス以外にもいるんでしょ。いないんですよ。
メキシコ辺りにいるんじゃない?
全くいないんです。
見つかってないだけじゃない?
ガラパゴスにしか→
この進化は発生しなかったんです。
なぜ こんなことが起きるかといいますと→
環境の激変があるからなんです。
生き物の進化に詳しい東京大学名誉教授の→
樋口広芳さんに伺いました。
ガラパゴス諸島というのはですね…。
世にも珍しい場所なんです。
へぇ~。
こちらが
そのイメージ図なんですけども→
海が最高に豊かで→
逆に陸がつらいっていう時期があります。
これ 数年たちますと
今度 逆になりまして→
海がすごく厳しいんだけど→
陸は豊かっていう時期があるんです。
すみづらいとこだね これ。
この豊かな時期これはもう どんどんどんどん→
海に行くやつが
生き残って行くわけですから→
海寄りに進化しますよね。
ところが数年たちますとうわっ 厳しい状況だと。
こうなると どんどんウミイグアナは
バタバタ死んで行きます。
あれ? そうだね。
これがもし 数十年 数百年続くと全滅しますよね。
ただ 戻るんです。
ですから厳しい時期を生き残ったより適応したイグアナだけが→
再び こっちで増える。
より強いのが また増えるとなるほど。
ということを
繰り返して行くうちに→
極端な進化が
生まれるわけなんです。
はぁ~。
所さん 今回も さまざまな生き物に出合いましたね。
ホントだよね 1か月 2か月
行ってるわけじゃないのにね。
サンタ・クルス島では ゾウガメに
ダーウィンフィンチ ウミイグアナ。
サウス・プラザ島では
リクイグアナにも出合いましたが→
次回も もう一回 ガラパゴス
特集していいですか?
しょうがない
やりましょうよ 面白いから。
次回 何ですか?
次回も引き続き『目がテン!』30年目突入記念→
ガラパゴス諸島の科学です。
桝アナウンサーがダイビングに挑戦したり→
ガラパゴスにしかいない
翼を広げると3mにもなる→
巨大な鳥に合いに