2018/10/22(月) 15:50〜17:53 ten.【ノゾキミ!秋の“古都・奈良”観光客続々…シカを守る人々】[字]


あらゆるものがつかめるのです。
この結果をもとに、清水さんたち
は、
当初の目的である壁登りロボット
を作り上げました。
この日、
学校の壁を利用してテストが行われます。
当初は、
順調に登っていったのですが、途中で不具合が発生。
>>あかんか。
凹凸面に張り付くような吸盤を作らないといけないので、そのへん
がシビアというか、
なかなか圧力が出てなかったりということがあったので、
そのへんが難しかったです。
>>やっぱ吸着の時間があるんで、
そこはこれからの改善点かなとは
思います。
>>その一方、開発途中にもかか
わらず、
この技術には多くの企業が注目し


ていて、すでに商品化を目指して、
試験的に取り入れられているもの
もあります。
例えば、
ドローンに搭載することで、
橋やダムの老朽化を調べたり、
建物の劣化診断を行います。
また野菜など、
今まで手作業で選別していたものを、
ロボットハンドをつなぐことで、
物流の現場で役立てられないか、
検討が進められています。
>>初め、
本当に壁登りのために作ったハン
ドだったんですけど、
車いすの人が、
下にものが落ちている物を取るときに、これがあったら簡単につか
めるんじゃないかとか、

どこにでもくっつくというその特性のおかげで、結構、転用範囲が
あるというのを、われわれが知っ
ていくというような感じです。
>>そして、開発から5年。
さらに吸着力に改良を加え、
清水さんたちが究極の目的として
いた人が登れる吸着版を1 
作り上げました。
1つの吸着盤で100キロの重さに耐えることができます。
早速、
神戸にあるスポーツジムで実験することにしました。
挑むのは、

クライミングのインストラクターを務める、
土方尚樹さん。
選んだのは、
高さ13メートルのボルダリング
用の壁。
突起物を外し、手や足をかけるこ
とができないようにしました。
>>失礼します。
ちょっと手回しますよ。
>>こちらの赤いボタンで、
ポンプオンです。
ここに針圧計がありますので、こ
この真空が70ぐらい、十分吸え
ておりますので。
外すときは、
ここで廃棄ボタンを押してもらえ
ば、
ぷしゅーと。
>>本当にこれで登れるのかどう
なのか、ちょっと楽しみですけど。
>>壁には、突起物を外した穴が
無数に開いており、そこに吸着盤
が当たると、空気が漏れて外れて
しまいます。
実際の災害現場も、
さまざまな悪条件があることを想
定して、この場所を選びました。
>>登りつつ、
いい所を探してもらうというのは結構難しい作業かと思いますけど。
そこどうですか、

そこつかないですか。>>ちょっとやばいです。
>>足はひもで支えているだけの
ため、ふんばることが難しく、吸
着盤の圧力を調整しながら登って
いきます。
そして、
13メートルの壁を、
なんとか登りきることができまし
た。
>>思ってたよりひっついてくれ
たし、いろんなところでなんか新
しい可能性がありそうです。
>>災害現場で下に壊れた物が散乱している場合は、天井にへばり
ついて移動するケースも考えられ
ます。
>>おーっ。
いけるもんですね、
すげー!
>>実際の環境に持っていって、
いろいろ試して使えるようにして