2018/10/22(月) 18:15〜19:00 ten.【どうなっten!?元官僚岸さんの辛口(秘)解説】[字]
去年からずっと上がりすぎていた調整の面もあるんですけども、や
っぱりですね、
このトランプ政権が米中貿易摩擦でいろいろやってるじゃないです
か。
特に先月、過去最大の制裁関税を
発動と。
当然これも影響しているんですね。
じゃあ、
この米中貿易摩擦が今後どうなるかっていうことなんですけども、
よく言われるのが、この米中貿易
摩擦、
要は中間選挙があると。
中間選挙に勝つために、
アメリカの中西部の製造業地帯で
勝てるようにするために中国をた
たいているということをよくいわ
れることがあるんですけど、私は
ね、それ本当かな?と思ってます。
>>違うんですか?
>>つまり、この米中貿易摩擦っ
ていうのは実はそこまで狭い考え
だけでやってるわけじゃありませ
んで、実はアメリカの中では共和
党、民主党、みんな基本的に賛成
なんです。
アメリカもUSTRという報告書
で、
中国企業はアメリカ企業から、こ
れまで技術をどんどん強奪してき
た。
その結果、強くなってると。
これはけしからんということを明
確に言っておりますので。
ある意味で米中貿易摩擦は、どう
しても経済だけで考えられがちな
んですけれども、これ実は、安全
保障も含めたアメリカと中国の覇
権争いの中の一環であると考えら
れるんですね。
それに加えまして、中間選挙でト
ランプ大統領の共和党側が、なか
なか厳しい結果になりかねないと
いううわさもだいぶ強いですから、
そうなった場合、
もともとの覇権争いという要素も考えますと、中間選挙が終わった
ら、米中貿易摩擦が一段落するか
というとですね、私はそうなる可
能性は低くて、逆に、
2020年の大統領選の本選に向けて、アメリカの全体の意思とし
ての覇権争いという方法で、この
米中の冷戦に近い状態、これ貿易
摩擦以外のいろんな面でも、波及
する可能性のほうが大きいと思い
ます。
当然日本にも大きな影響がありま
すよね。
>>というと、かなり影響長引き
そうですよね。
>>その前哨戦が、今週あります。
総理、中国行って、日中があるん
ですよね。
そうすると、日本の取り合いにな
る可能性があります。
というのは、この貿易摩擦で、
実は日本企業がいっぱい中国から帰ってきて、
日本国内に、日本の国内の方はい
いんです。
お仕事を日本で工場やってくれる
から。
だけど、これね、岸さん、やりす
ぎると、今度、中国がご機嫌損ね
て、なんだと、アメリカの味方し
て、
どんどんうちの国から出ていくの
かと。
>>それでも、距離感を本当、ど
うしたらいいんですかね?
>>だからそこが実はすごく大事
で、ある意味で、
中国の行動は分かりやすくて、
今までアメリカに近づいたらよかったよねと、アメリカにだんだん
冷たくされたから、じゃあ日本に
っていうですね、
なんか女に振られたら、
別の女にというパターンと同じなんですけども、それ、日本はじゃ
あ近寄ってきて、どう対応するか。
高岡さんおっしゃられたように、
だから、
アメリカと一緒に…するというのはありえない。
でも逆にそれで対中国をよくしす
ぎたらこれはこれでアメリカとの
関係とも問題がある。
すごく間合いが難しい部分ですの
で、いかにここをうまく乗り切る
かというのは、
今回の政権にとっては非常に重要
なポイントだと思うんですね。
>>そして、ten.の1部でも
取り上げましたこちらですね。
>>これ、まさに高岡さんが説明