2018/10/23(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#115 湘南」[解][字][再]
まあ まちまちですね。そうですね。
何のための調査…。
(笑い声)
だから 秦野も湘南でもいいんだ。
こちらは 「湘南」と聞いてイメージする場所を→
およそ800人に聞いた結果です。
最も多かったのがサザンオールスターズを生み出した茅ヶ崎→
そして 江の島で有名な藤沢。
次に多かったのが 鎌倉 逗子 葉山。
ヨットハーバーや御用邸などがあり
別荘地としても人気のエリアです。
湘南の範囲って
人によって全然違うんですねぇ。
そうですね。
はい。 このあと移動しますので。
はい 分かりました。 行きましょう。
「ブラタモリ」!
今回の舞台は…
時代を超えて 多くの人々が憧れる日本を代表する…
でも 人気のヒミツが
「いとしのヘリ」にあるって→
どういうことでしょう?
タモリさんがブラブラ歩いて解き明かします。
今日は湘南で「ブラタモリ」!
♪♪「ハロー ハロー お元気?」
♪♪「今夜 なにしてるの?」
♪♪「TVなんか 見てないで」
♪♪「どこかへ
一緒に行こう」
♪♪「だからもう I love you so」
♪♪「I’d love to beback in your heart」
♪♪~
「湘南」が どのように生まれたのか?
その手がかりを求めて
タモリさんが向かったのは大磯町です。
私は ここまでが湘南だと思う。
(笑い声)
先ほど 林田さんは
大磯は湘南ではないと…。
大磯は… そうですね でも
大磯も入ってる気がしてきました。
(笑い声)
ありがとうございます。
そうですか… あっ!
ええ はい。あれ?
「湘南発祥之地」って書いてありますよ。
「湘南発祥之地」っつうのもちょっと おかしいね。(笑い声)
そうですか。
ちゃんと書いてあるもんね。
俳句? 鴫立庵… 秋の夕暮とかいう?
あっ そうなんです。そうですか。
じゃあ 行ってみましょう。
「湘南」の語源って一体 何なんでしょう?
(北水)はい お待たせしました。
こちらですね。
「雲」じゃないや… 「崇雪」ですか。
ええ 崇雪ですね。
是非 読んで頂きたいのは
この辺りなんです。→
この辺…。
そうなんです。
これは 読み方は→
「著盡 湘南 清絶地」と読みます。 直訳すると→
「湘南は とてもすばらしい
場所だ」という意味です。
…と この崇雪という人が
言ったわけですか?
そうなんです。
でも 正確な解釈でいくと…
うん?
ということはですね…。
そうなんです。
よくご存じですね。そうなんですか。
実は 「湘南」とは もともと中国の地名。
「湘江」という川の南にある場所です。
洞庭湖を望む景勝地として有名でした。
つまり この景色と大磯から見える相模湾の風景が→
似ているというわけなんです。
似て… ますかねぇ?(笑い声)
洞庭湖。
分かりました。これ残ってるんですからね。
そうなんです。
ないか!(笑い声)
すいません ちょっと…。
なくても まあ…
そうですね こういう
「湘南」という文字が残っているのは→
大磯だけ というふうに聞いています。
う~ん。
こっから どんどん 「うちも湘南だ」
っていうふうになってきたんだよ。
それで私みたいに「大磯は湘南じゃない」
みたいなことを言っちゃう人がいる…。
(笑い声)
漢詩や俳句などを通し限られた人々の間で知られていた湘南。
それが どのようにして→
多くの人が集まる人気の場所になっていったんでしょう?
その謎を探るため
タモリさんが向かったのは→
大磯の海岸。