外からも見て思ったんですけど、
ドールハウスみたいな。
誰が建てたんですか。◆オーナーが。
◆オーナー、
めちゃくちゃお店かわいいですね。
◆かわいいっすか？
◆おいしそう、全部。
僕甘いもん大好きなんですよ。

どうしよう～。
どれがお勧めですか。
◆季節問わず、こだわりモンブラン。
◆モンブラン、いただこうかな。
◆ありがとうございます。◆オーナーが３０歳になってから
脱サラして構えた
ケーキ屋さん。
周りの若いパティシエたちを
追い抜こうと
寝る間を惜しんで修行されてきた
そうです。
◆モンブランの世界観が変わりま


す。
食べると。
◆僕の世界…、
モンブランの？
◆どっちもです。
◆楽しみ。
いただきます。
うん、あっ、
本当…。
◆むっちゃ栗の味するでしょう？
◆栗の味がすごい濃厚でおいしい。
ですけれども、世界観変わる…。
◆言い過ぎました？
◆いや、めちゃくちゃおいしいん
ですよ。
◆僕だけが変わったんですね。
◆そういうところ、ごめんなさい。
僕すごい気になってることがあっ
て、
これ、何ですか。
◆これね、
ＬＩＮＥのスタンプつくろうとい
って。
◆キャラクター、めっちゃかわい
いですね。
◆これ僕の友人が。
友達がイラストレーターをしていて、
ここのお店のもともとお客さんや
ったんです。
ここにも置いてますし。

このイラストも。
◆このキャラクターとかも。
◆これとかも。
ケーキ。
◆木風のケーキを。◆これも同じ方が？
◆そうです。
同じ人です。
◆ちょっと会いたいな。
◆呼びます？ただ、
ちょっと彼耳がちょっと不自由な
んで。
◆ご近所のようなので、
親友のイラストレーターさんをＬＩＮＥで呼んでいただきます。
◆どうも。
◆こんにちは。初めまして。
見た目、すごい男らしいのに、
めちゃくちゃ、かわいいっすよね。
キャラクターが。
◆よく言われるんですけど、
絵だけ見たら、
女性のよう。◆ムキムキやし、
ギャップがすごいなと。
◆昔は、１０３キロあったんです。◆普通に太って？
ええっ！
◆これがちょうど半年ぐらい前。
◆えっ！？
これが半年前？別人。
これ自分でつくった？
◆２度と戻らんようにという
自分の覚悟で。

◆覚悟で。
絵はどこかで勉強したりとか。
◆独学なんですよ。
もともと介護士として社会人、
事務員してて、
２２歳のとき、冬に
冬に突然耳が聞こえにくくなって。◆ショックというのも大きかった
んじゃないですか。
◆ほんまに昔から介護士を目指していたので、夢もなくなった、
仕事もなくなった、
これからどうするんだ…、という
状況になって、自分の中で
これからどうやって生きていこうという…。
◆中学生のころから
介護士になりたかったカトウさんは、
大学で資格を取り、
就職先まで決まっていました。
しかし、そのやさき、
突如耳の調子が悪くなり、補聴器なしでは全く聞こえなくなったの
です。