2018/10/24(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!秋のおでかけスポット!滋賀「ブルーメの丘」】[字]


そう29歳と、青山宗太20歳。
1年目の船頭の役割、

それは船の前方でさおをさし、船を前へ進める、さおさしと呼ばれ
る仕事。
>>これ、やばいな。
しっかり張れ。
しっかり張れ、
もう一丁。
>>すみません。
>>さおさしが不十分だと、船が
川の浅瀬に乗り上げたり、岸と接
触したりと、危険が伴う。
>>すみません。
>>この岩に当たるでと思うとき
は、
ぱって返してやれば、かじ持ちは
うん?って思うけど、それに合わ
せていくけん、
そういう判断もしていかんとあかんしな。
何が正しいのかっていうのをちょ


っと分かってないところがあるな。
まあ、何回も言うてますけどね。
>>両方均一な太さになるように。>>新人船頭は、学ぶことが山ほ
どある。
今度は縄のなえ方を指導される青山。
>>違う、もうちょっと。
ちょっとあかんし、全然違う。ここのときにしっかりと、
力入れてぐっと、
絞っとかな、ゆるゆるい、ふにゃふにゃなやつになってしまうから。
>>実は、この2人は親子。
>>固いな。>>どうして船頭になろうと思っ
たの?
>>一番の理由はやっぱり、
おやじが仕事してるところ見て、
仕事ぶりもめっちゃかっこよくて、
絶対この仕事しようっていうのを
小学校ぐらいに思いました。
>>ところが、父は。
>>反対はしました。仕事はしんどい、
災害になると長くお休みになる。
それやったら安定した仕事に就いてほしかった。
>>大人になり、
初めて知った父の本当の思い。
青山は収入の安定を求めるため、
当時、
話のあった陸上自衛隊へ入隊する
ことにした。
>>自分なりに自衛隊でのやりが
いを模索しながらやってたんです
けど、

やっぱりこっちのちっちゃいころから憧れてたっていう夢が抜けな
かったですね。
>>生活の安定よりも自分の夢を選んだ青山。
今は先輩から指導を受け、
偉大なる父の背中を追い
続ける。
保津川下りは通常、
3人体制で船を操る。
前方にいる2人の船頭が、さおをさしたり、
オールをこいで船を前に進め、
後ろにいる船頭がかじを取る。
>>頑張ってねー。
うれしかった。頑張ってください。
>>はにかんだ笑顔が初々しい、
ことし3年目の畑中彰仁21歳。
実は去年春に畑中船頭のかじ取り
デビューをノゾキミしていた。
船頭になって1年間、
かじ取りをするため、
経験を重ねてきた畑中。
そしてようやく手にしたかじ取りデビューの日。
畑中は、
かじの操作を誤り、
川の浅瀬に船を乗り上げ、
ほろ苦いかじ取りデビューとなってしまった。
あれから1年。
>>おー!
>>川幅も狭い、
急流ポイントで、
豪快なかじさばきを見せる畑中。

なんだかずいぶん頼もしい表情になったわね。
この日の畑中の仕事ぶりを先輩に
聞いてみると。
>>きょう何点やろ、お前。
>>きょうは採点しんといてくだ
さい。
>>採点しんといてください、
せやな、恥ずかしいな。
左手意識しろっていうてるやつが全然できてへん。
0点です。
>>あした頑張ります。
>>保津川下り、
船頭の世界はほんと、厳しい。
ことし6月から7月にかけ、
記録的な集中豪雨が西日本各地を襲った。
京都の桂川では水位も急上昇、
渡月橋付近は一部河川が危険な状態となった。
保津川下りの船を係留していた中
州は、
増水の影響で完全に土砂で埋まっ