てしまった。
船も駐車場に陸揚げされたまま。
＞＞増水して２日目ぐらいでもう嫌になりました、休みが。
＞＞そして、

豪雨から３週間。
川下りの再開に向け、
川作と呼ばれる河川の整備を行う。川作では、
船頭自ら川に入り、
運航の妨げとなる大きな岩などを取り除いていく。
青山親子も、


増水で川に打ち上げられたごみを回収。
船に乗れない焦りが彼を追い詰め
る。
＞＞出ないと、
技術的にも体力的にも追いつけないんで、
先輩に。
やっぱり数をこなさんと。
＞＞船が出なければ、
船頭としての収入はゼロ。
気になるのは、
やっぱり川のこと。
＞＞川の濁りっていつ取れんの？
＞＞川の濁りは、
話では、
あしたぐらいからだんだん取れてくるっていう話は聞いてるけど。
どこにどんな石があるっていうの
をしっかり覚えてへんかったら、
水が増えて濁ってしまったら、
もうわからへん。
そこで忘れてるようやったら、
いつまでたっても、
ペーペーのまま。
＞＞早く一人前の船頭になりたい。
青山は何度も何度もさおをさす角
度を練習していた。
集中豪雨から１か月。
保津川下りの運航が、ようやく再開。
早速、
多くの客でにぎわいを見せた。＞＞１か月間、しっかり船に乗れ
なくて、

不安しかないですけど、
一回一回がさらに大事やなって思
ったんで、
きょう１回目から大切に下ってい
きたいと思います。
＞＞この日、
最高気温が３５度を超えた京都。
厳しい暑さの中でも集中力を持続
させ、
さおをさし続けないと川底の岩に
さおを取られることがあるという。
＞＞せーのーで。
＞＞やー！
＞＞順調にさおさしをこなしてい
く青山。
スタートして３０分、
滝のように滴り落ちる汗。
ところがそのとき、
…。
＞＞船べりに手を出さないように
お願いします。
あと席を立たないで。
さおが取られた。
＞＞せーのーで。
＞＞やー！
＞＞迫力ある急流ポイントで、歓
声が沸き上がる船。
順調にさおをさし、船を前へと進
める青山。
するとそのとき。

＞＞船べりに手を出さないようにお願いします。
あと席を立たないで。
＞＞さおが取られた。
＞＞新人が最も陥りやすい、さお
が川底に刺さってしまうハプニン
グ。
ささったさおを船長が素早く抜き取り、後輩をフォロー。
＞＞ごめんなさいね。
ちょっとね、
岩と岩の間にさお、かまれてしま
ったんでね。
＞＞先輩からさおを受け取り、再
び船を前へと進める。
＞＞底見えるやろ、
きれいに。岩の裏な、
岩の裏の砂利を、安全やからな。
保津川で一番大きな岩、孫六岩。
よかったら持って帰っていいから
ね。
ヘイ！
プッシングポイント。３、２、
１、はい、プッシングポイント！
はい、
もう一丁！はい！はい、
拍手、ありがとう！決まりました。
＞＞１か月間船に乗れなかったブ
ランクもあり、もはや体力、気力
も限界に近づく。
＞＞きよたき川と合流するおちあい。
左崖の上。