2018/10/25(木) 16:47〜17:53 ten.【姉と二人三脚!卓球で東京パラへ…神戸の高校生の挑戦】[字]


名古屋の大会で、試合中に、突如、
脳梗塞に襲われたのです。
>>台にこう立って、今から始めますよと立って、ここをこう持っ
て、
急にこの状態で動かなくなったんですよ。
普通はちょっと考えられない状態、
もう次からラケット持って、試合
せないかんのに。
このまんまで数秒間じーっとしてるので、これはおかしいなという
ことで。
>>3日後に意識は回復しましたが、
利き手だった右半身には、
まひが残ってしまいました。
それでも、

有理さんは懸命にリハビリに取り組みました。
原動力になったのは、
卓球への思いでした。
>>ここで諦めたくないという気
持ちと、
やっぱり卓球が好きだったんで、


もう一回やろうかなと思ったんですね。
>>中学2年生のとき、
利き手を右から左に替えて、卓球の世界に戻ってきました。
体に障害がある人たちが競い合う
パラ卓球に挑戦することを決めた
のです。
そして去年、
アジアの大会では銀メダルを獲得。
東京パラリンピックの候補に名乗りを上げました。
3月に行われた全国大会。
各地からさまざまな障害を持つ選手が大阪に集まりました。
>>宣誓、
われわれ選手一同は、
日頃の練習の成果を存分に発揮し、
全力でプレーすることを誓います。
>>1セット目、大事やと思うか
ら、声出して。
>>課題は試合の序盤。
緊張からペースをつかめないことが多く、
苦手としています。
この試合でも、
最初のセットを落としてしまいま
した。
その後も、
悪い流れを断ち切れずにミスを連発。
ベスト8で敗退し、
思うような結果を残すことはできませんでした。
>>もう言ってやってもいいです
よね。
最後何本ミスした?

自分で、
9本ぐらいやで。
今まであれだけ練習してきたのに。
自分で選手宣誓で精いっぱい出す
って言って、一番出してなかった
気がするんやけど、どうかな。
どう?
もうちょっとできたかな。
>>まひがちょっと強い場合、
指を開く、
そしてけんを伸ばす。
>>姉の稜子さんは、
大学でリハビリテーションを専門に学んでいます。
脳梗塞になった有理さんがリハビ
リで回復する姿を見て、この道に
進むことを決めました。
突き動かしたのは、
生死の縁からはい上がった妹への
思いです。
>>本人の前では言ったことはな
いですけど、
命が助かっただけで私はうれしく
て、毎日会えるだけでも十分うれ
しいなと。
やっぱりあれだけ意識のないところから、支えてきてる分、
やっぱり頑張ってほしい気持ちが
誰よりも強いと思います。
これからも、
できることは、
彼女ができない分は私も手伝って

あげたいですし、
一緒に目指していきたいと思いま
す。
>>この服なんかどう?
>>嫌がらせや。
>>つかの間の休日。
練習場を離れると、
2人はどこにでもいる普通の姉妹。
プライベートでは妹、
有理さんが主導権を握ります。
>>稜ちゃんの部屋、
めちゃ汚いです。
>>言わんでええねん。
>>なんか、
練習とかでは厳しく当たるけど、
本当に友達みたいな感じなんです
よ、私にとっては。
稜ちゃんはそう思ってないかもし
れないけど。
うちがどんなことを言っても、