2018/10/25(木) 16:47〜17:53 ten.【姉と二人三脚!卓球で東京パラへ…神戸の高校生の挑戦】[字]
なんかちゃんと受け止めてくれる。
>>パラリンピックの鍵を握る重
要な大会が迫っていました。
4年に1度の世界選手権。
有理さんは初めて出場することが決まりました。
>>チャレンジャーで立ち向かっ
ていく気持ちで、
もう失うものは何もないんで。
今まで練習してきたことを自信にして、
頑張りたいと思いますね。
>>ヨーロッパの中央に位置するスロベニア。
先週、
パラリンピックの前哨戦、
世界選手権が開かれました。
有理さんの世界ランクは17位。
パラリンピックに出場するには7
位ほど順位を上げなければなりま
せん。
この大会では、一つでも多くの勝
利が求められますが、
相手は、パラリンピックのメダリストなど、
全員格上の選手。
有理さんは初戦で波に乗れるかが重要になります。
その相手はフィリピンの選手。
リオパラリンピックで、
銅メダルを獲得した強豪です。
>>心の余裕がちょっと今ないから、ゆっくり落ち着いて。
相手、
格上やねんから。思い切ってやろう。
>>いよいよ姉妹の大会が幕を明
けます。
課題の立ち上がり。
緊張からか、思うようなプレーができません。
勝負どころでミスを連発。
8対11で第1セットを落としてしまいます。
いつもは厳しい稜子さんは、勝負
に出ます。
妹が弱気になっていると察し、
盛り立てます。>>今すごいいい感じ。
いい感じできてるから、
今の感じで、
サーブ、
フォアから、フォア突っつき、
ミドル起点で、相手こうさせとい
て、スマッシュさせといてバラン
ス崩す。
それぐらいの感じで、今、本当に
いい感じ。
>>できる。
>>そうそう。
そうそう、そうや、できるからな。
今までめっちゃ練習してきたやん。
>>これで目つきが変わった有理さん。
勝負どころで得点を重ねていきま
す。
第2、
第3セットを連取。逆転に成功します。
>>流れ、
持っていかれそうになったら、必ず一回落ち着いて。
絶対、
集中して、
一本一本やれ、諦めない、最後ま
で。
>>そして迎えたマッチポイント。
銅メダリストを相手に、
大金星を挙げました。
>>よかった。
やったー!
やったー!
やった!勝った。
うれしい!もうしんどい。
>>応援に駆けつけた両親にも、
喜びを伝えます。
>>どんな気持ちで見てらっしゃ
いました?
>>いやもうどきどきです。
ひと言です、
どきどきです。
普通の親です。
>>さらに、
続く2戦目も格上相手に勝利し、準々決勝に進出。
勝てばメダルが決まります。
しかし。
最後はミスが出て、
中国の選手に力負けしました。
それでも、
初めての世界選手権は、
メダリストを倒すなど、
6位入賞と大健闘。
格上相手にも力を見せつけ、
パラリンピック出場への夢に近づきました。
>>欲を言えば、
欲しかったというのが正直な気持ちなんですけれども、まあ全体的
に考えて、
格上に勝ってよかったんじゃないかなと思います。
>>もうちょっとでメダルという
ところまでいったんで、悔しい気
持ちでいっぱいですね。
でももう終わったことは終わったことだし、
次に向けて頑張ろうと思いました