発酵工場の水槽に投入>
< それを 寒暖差の少ない
沖縄の気候のもとで[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
発酵させていくと…>
<プクプクと小さな泡が…>
< その発酵の秘密が水槽の木枠。
そこには…>
<200年以上続く発酵の過程で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
船橋屋のたるには[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
乳酸菌が すみ着いているのだ>
< この乳酸菌が 体に優しい正体。
狩俣が上澄みをすくい上げ…。
飲んじゃった>
< すると そこへ…>
お疲れさまです。
<男たちがやってきた>
あっ いいですね~。
ありがとうございます。
<発酵の具合を確かめるこの男こそ…>
<実は くず餅のプルンプルンの食感は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
途方もない時間が生み出しているという>
<450日かけて発酵させたあとは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
水を抜いて 天日で乾かす。
しかし これがどうやって[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
プルンプルンのくず餅に変わっていくのか?>
<発酵したデンプンは
沖縄から運ばれ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
亀戸本店の隣の工場へ>
< ここから さらに手間をかける。
水を何度も替えながら[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
デンプンを3日間つけ洗いし[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
匂いや酸味などを
取り除いていく>
< それが終わったら
バットに広げて…>
<蒸していく。
機械も使うが 基本は江戸時代から変わらない手作り。
出来上がりのよしあしも[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
江戸時代から伝わる基準があるという>
< こうした工程を経て
あのプルンプルンの くず餅に大変身>
<船橋屋のくず餅は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
防腐剤などの添加物を一切使っていない。
出来上がったら 手作業で包む。
他のくず餅屋では 真空パックにするところが多いそうだが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
船橋屋では 自然のままの状態で
食べてほしいと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
あえて使わない。 そのため…>
<450日もかけて たったの2日。
しかし お客は…>
知ってます。大丈夫ですか?
<長年 お客に支持されてきた
船橋屋だが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
渡辺は 老舗としての将来に
危惧も抱いている>
<渡辺は 伝統を守るだけでなく[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
和菓子の可能性を広げることにも挑戦している。
そのひとつが
姉妹店の船橋屋こよみ>
<中に入ってみると[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
本店とは違って和モダンなカフェスタイル>
< ここでは 幅広い世代に
和菓子に親しんでもらうため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
この店独自の
新しいスイーツを開発している。
例えば 和の食材の とうふと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
洋のクリームチーズを使って…>
<船橋屋こよみのスイーツで[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
今話題となっているのが これ>
<使うのは くず餅の原料と同じ
あの発酵デンプンだ。
これを プリンの材料に加えていく>
< すると これまでにない新食感のプリンになるという。
そして カラメルのかわりに[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
くず餅にかける黒蜜とたっぷりの きな粉。
洋菓子のプリンと和のテイストを
融合させた このスイーツは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
いまや くず餅に次ぐ
船橋屋の看板商品に>
< どうでしょうか?>
<和菓子文化を更に広めようと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
船橋屋は こんな試みも。
ここ 日本橋の店ではある限定メニューが評判。
飲んでいるのは 日本茶ですか?>
< ここでは 船橋屋オリジナルのくず餅専用珈琲を提供。
最近言われる 和菓子離れ。
あるメーカーがその理由を調査したところ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
幅広い年代が コーヒーや紅茶に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
合わないからと答えたのだ>
< そこで
船橋屋が手を組んだのが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
戦後まもなくからの老舗 ミカドコーヒー。
そこの焙煎士が選んだのが[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
< その豆でいれたコーヒーを
くず餅とセットで出すと…。
これが 大好評>
<老舗にあぐらをかかず[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
革新を続ける船橋屋。
都内を中心に 25店舗を展開。
渡辺の改革で 売り上げも