信ぴょう性が　乏しいとして…＞
＜監禁部屋に　至るまでの…＞
＜実際の映像が　これだ＞
＜１階の　ガレージ奥にある
床板＞
＜そこから　地下へと
降りていくと　最初の地下室が＞
＜一見　ただの物置に見えるが…＞

＜壁に　埋め込まれた　棚の裏には金庫が　隠されていた＞
＜ねじで　しっかりと
固定された金庫＞
＜その奥には…＞
＜中の音をシャットアウトするための　設計だ＞
＜そして　その扉の先にある
もう一つの　ドアの奥に…＞
＜ナターシャは
捕らわれていた＞
＜ヴォルフガング以外は
誰一人　たどりつけない　牢獄＞
＜いったい　男の


真の目的は　何なのか？＞
＜ナターシャ事件を　取材した…＞
＜自らの手で…＞
＜それが…＞
＜ヴォルフガングはひそかに　計画を練り→
家の地下にあった　防空壕を
数カ月かけて→
たった一人で　監禁部屋に
改造したのだ＞
＜警察の捜査が　行き詰まりを
見せる中→
母親の　ブリギッタは
諦めなかった＞
＜積極的に　メディアの取材を受け情報提供を　呼び掛けた＞
[TEL]
＜だが…＞
[TEL]（通話の切れる音）
＜毎日のように　かかってくる…＞
＜母は　娘殺しの疑惑にこの後も　苦しみ続ける＞
＜ナターシャは
すでに　殺されている＞
＜誰もが　そう　思う中
月日は流れ…＞
＜ナターシャは
１４歳になっていた＞
嘘！？
４年！？
＜オーストリア　ウィーンで
１０歳の→
ナターシャ・カンプッシュの

姿が消えた＞
＜ナターシャを　誘拐し
監禁したのは→
自分の意のままに　少女を育て
結婚しようという男＞
＜娘の帰りを　信じ続ける母は→
警察や　世間から娘殺しの疑いを　掛けられる＞
＜誰もが　生存を
絶望視する中で→
地獄の監禁生活は
４年が　過ぎようとしていた＞
＜ナターシャは
すでに　殺されている＞
＜誰もが　そう　思う中
ナターシャは→
１４歳になっていた＞
＜このころ　監禁生活に訪れた大きな変化＞
＜数週間に　一度
シャワーを　浴びるため→
地下室から　出ることを
許されていたのだ＞
＜忘れかけていた　地上の光＞
＜だが…＞
＜家の　あらゆる出入り口に
爆弾を仕掛けたという　嘘で→
ナターシャの心を
恐怖で　縛り付けた＞
＜さらに…＞
（ヴォルフガング）何で　分からないんだ？
＜命令に　背けば

暴力を　振るわれ…＞
（ヴォルフガング）分かったか！？
＜成長期だというのに食事も　ほとんど　与えられない＞
（ヴォルフガング）吐け。　ほら。
（ナターシャ）キャーッ！
＜体重は　適正値を
大幅に下回る　わずか　３８ｋｇ＞
＜逃げ出す　気力と　体力さえ
奪うためだった＞
＜厳重な　セキュリティーで
周囲を警戒する　ヴォルフガング＞
＜だが　唯一　頻繁に
出入りをする　人物が　いた＞
＜母親だった＞
＜週末ごとに　訪ねては→
食事や　掃除などの
面倒を見ていた＞
＜まさか　この家の地下に→
少女が　監禁されているとも知らず＞
＜その母親が