2018/11/07(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都・高雄で歴史散策!神護寺へ】[字]


宝物の美しさを守り続けてきた巨大な倉へ。
これでも、高いですね、高さが。

>>そうですね。
>>かんさい情報ネットten.
若一調査隊が、
1300年受け継がれた正倉院の
美の謎を追いました。
博物館の前に出来た800人の長
い列。
正倉院展の開幕を待ちわびる人た
ちです。
私たちもいざその会場へ。
>>よろしくお願いします。
>>どうぞよろしくお願いいたし
ます。
>>こちらの学芸部長の内藤さん
でございます。
>>内藤でございます。
>>よろしくお願いいたします。
>>どうぞよろしくお願いいたし


ます。
>>まず見せていただいたのは、
かわいらしい靴。
>>これ、女性用のもの、
室内履きです。>>そうなんですか。
刺繍が今でも残っているのがね。
>>きれいに残ってますよね。
>>色も残ってますよね。
>>どなたが使われてたのか分か
るんですか?
>>これ、残念ながら分かりませ
ん。
光明皇后が献納されていますので、
聖武天皇に関わりのある高貴な身
分の女性であったのではないかと。
>>もしかしたら、光明皇后ご自
身が履いておられた?
>>夢は広がります。
>>この靴を履いたかもしれない光明皇后は、
およそ1300年前の奈良時代、
東大寺の大仏を造った聖武天皇のきさきでした。
皇后は夫である天皇が亡くなった
とき、その遺品を見ているだけで
悲しくなると、東大寺の大仏にさ
さげたのです。
そうして遺品が収められたのが、
教科書でもおなじみ、
校倉造の国宝、
正倉院正倉です。うわー、大きいですね。
>>目の前にすると、その壮大さ

に圧倒されますでしょ?
>>教科書で見たことありますけ
れども、想像してたより、かなり
大きいです。
今回、許可を得て、
正創の建物や宝物を管理している
宮内庁正倉院事務所のいいだたけ
ひこ保存課長に案内していただき
ました。
なんか緊張しますね。
>>この木材は1300年前のも
のなんですね。
>>ヒノキで出来ております。
>>ヒノキ。
>>近づいてみて驚いたんですけ
ど、結構太いですね。
>>60センチの直径という感じ
になります。
それが40本あって、
その上に建物がのっかっていると。
>>正倉院の宝物がいまだに残っ
てるのは、校倉造でね、その仕組
みが、
湿気の多いときには湿度を吸って
木が隙間がなくなって、湿気を中
に入れない。
乾燥時には、
木が乾いて、
乾いた空気を中に送って、宝物をいい状態にコントロールしている
んだというようなことを子どもの

ころ習ったんですけど、それは実
際問題として、
そうなんでしょうか?>>今、
おっしゃった校倉造という説があ
ったんですけれども、
実際に外と中の湿度を測ってみて
もさほど変わらないということが
分かって。
>>え?
校倉のおかげじゃないんですか?
>>ええ、そうなんです。
よくよく調べて見ると、
明治時代の伊東忠太という有名な建築学者が日本の建築の優秀さを
訴えるために、そういう説を考え
出したと。
>>私今、68歳ですけれども、
私はもう、学校で間違いなくそう
習ったんですけれどもね。
>>私も25歳ですけど、そう習
いましたよ。