2018/11/07(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都・高雄で歴史散策!神護寺へ】[字]
境内へは歩いて10分ほどの距離です。
何段か上ってきましたね。
>>まだまだですよ。
あっ、木が倒れてる。
ーうわー。
>>この間の台風でね。
>>結構倒れてますね、根元から。
>>この辺りは結構、被害があっ
たようですね。
これ、すごいな。
>>これ、よく分かる。
しっかり根元から倒れてますよ。
>>こういう木を見るふりして、休憩して。
>>そうなんですか?
ちょっと。
>>すみません。
>>そして、
参道の途中にあるのが。
>>こちらにあるのが、
硯石と呼ばれる弘法大師ゆかりの
石なんですよ。
昔、このお寺に空海さんが住んで、
ここで修行しておられたんです。
>>空海にゆかりのある硯石。
平安時代、
神護寺で修行していた空海に、
嵯峨天皇がある寺の門額を書くよう、勅使を送りました。
しかし清滝川が増水。
勅使は川を渡ることができず、
神護寺にたどりつけませんでした。
そのとき、
空海はこの石を硯にして、
筆に墨を含ませ空に向かって字を書いたところ、
墨は飛び散って、
対岸の門額に文字が現れたというのです。
そんないわれのある硯石。
向かいには硯石の名が付いた茶屋が。
紅葉を楽しみながら、名物を頂き
ました。
おいしそう。
見た目もなんかかわいらしいですね。
一口サイズで、いただきます。
うーん。
しょっぱめのあんとよく合って、
おいしい。
いくらでもいけますね、これ。
止まらない。
茶屋の先には、
いよいよ神護寺の境内が。>>見えました、あそこが山門で
すからね。
>>わー、まだ階段が続いてます
ね。
>>でも、このアプローチ、いい
でしょ。
ここ、大好き。
>>うわー、石段が続いてあって。
>>あの上が山門ですからね。その山門を潜ったとたん、世界が
変わります。
>>でもこの山門も、立派ですけどね。
うわー。
やっと上ってきましたね。
300段。
>>さあ、上がってきました。
>>広い。
こんなに広い境内が。
>>こんな広々とした境内がある
と思わないでしょ。
>>いや、想像できないですね。
やっぱり標高が高いから、
だいぶモミジもね、こういう和風
の建築物とモミジなんてもう、
どこで写真撮っても絵になります
ね。
古くから紅葉の名所として知られ
るこの地に、
平安京の造営に尽くした和気清麻
呂が、781年、
神護寺の前身である高雄山寺を創
建。
その後、
弘法大師空海が入山して修行をしたり、
伝教大師最澄が講義を行ったりす
るなど、平安仏教の中心的な役割
を果たしていきます。
こちらの重要文化財、
だいし堂は、弘法大師空海が住ん
でいた場所とされ、中には弘法大
師像が安置されています。
境内の建物は、応仁の乱などでた
びたび火災に遭いましたが、その
つど、復興・再建されてきました。
そんな神護寺には、17点もの国
宝と、
2000点を超える重要文化財が
残されているんです。
では、
神護寺で秋の歴史散策。
まずは国宝の鐘楼。
>>これが鐘楼という建物なんで
すが、