2018/11/07(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都・高雄で歴史散策!神護寺へ】[字]


>>お楽しみですね。
ちょっとうるさいですけど、
扇風機でちょっと粉飛ばしますので。
始めます。
>>初めて見る作業。
貝の粉を飛ばしながら、表面を大
胆に削っていきます。
ごつごつした部分がなくなると、

貝の表面が白く光ってきたではありませんか。
>>一応、
最終の研磨をかけてみました。
コントラストが。
>>すごいですね。
>>全然違う。
>>すごい、
この光り方、すごい。
>>輝きが鮮やかになりましたね。
これがヤコウガイの内側に自然に
作られた真珠層です。
こちらは池村さんがこれまでに制


作した作品。
どれもヤコウガイがまばゆいばか
りの光を放っています。
正倉院の宝物に輝きを与えていた
のは、自然が生み出した奇跡でし
た。
では、
>>奈良国立博物館で開かれてい
る第70回 
正倉院展。
若一調査隊が注目の宝物をご紹介します。
僧侶が法要などに使う道具、
犀角如意。
手のような部分には、
サイの角を使い、さらに水晶、金、真珠に象牙と、
珍しくて貴重な素材をぜいたくに
使っています。
沈香というよい香りのする木など
を表面に貼った箱。
動物や花を描いた上に、水晶の板
を貼り、
周りには金の絵の具で絵を描いて
います。
箱の下は、
象牙でぶどうや獅子を透かし彫りにしています。
ほかにも高貴な女性が身にまとっ
たであろうスカートのような衣服
や、
朝鮮半島からもたらされたと見られる琴。
ろうそくの芯を切り取るためのは

さみなど、1300年の時を超え、
奇跡的に伝わった宝物が並びます。
そして、
こちらは不思議な形をした金属と、
飾り金具がついた布。
一体何に使ったのでしょうか。
宝物の保存や調査を担っている宮内庁正倉院事務所で、
研究員にその使い方を教えていた
だきました。
ふだんは一つ一つ桐の箱に入れて
保管されている宝物。
正倉院事務所では宝物を取り落と
したりすることがないよう手袋で
はなく、素手で扱います。
>>これが整理されているものなのですが、この位置に各所にびょ
うがありまして、
びょうが本来留まっていた所が抜けて穴になっております。
この穴の部分に合わせてものを置
いていきますと、この金具が本来
ここに留まっていたということが
分かります。
>>もともと飾り金具がついた布
は、
金属の枠に取り付けられていまし
た。
当初の色合いに復元すると、この
ような姿に。
舞を舞うときなどにかぶった華や
かな帽子だったと考えられていま
す。

そして調査隊の注目は、
こちらのきらびやかな玳瑁螺鈿八
角箱。
白く輝いているのは、
ヤコウガイという南方でしか取れない貝の貝殻です。
ヤコウガイを追って、
奄美大島へ飛んだ調査隊。
この博物館に、
ヤコウガイの驚きの歴史を示すとても貴重なものが保管されていま
した。
うわー、
立派な船。
>>こういう船を使って、
ここで採取されてたのがヤコウガ
イなんですが、
ここにはちょっとびっくりするも
のが展示されています。
こちらの加工品。
>>きれい!
これらヤコウガイの加工品は、