2018/11/09(金) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝さん亡き妻の思いを継ぎ趣味に生きる夫▽パン商品開発リーダー】


か?
◆いや…。
◆お父さん。
◆ネギの長さがそろっていないの


ご愛嬌。
駅前にある
「ねぎ焼きとみ神(しん)」は、
底抜けに明るいご主人と
奥さんの2人で切り盛りする


人気の粉もん屋さんなんです。
◆お客さんも言いません?
お父さんとおったら
元気になるって。
◆いやみんな疲れる言うて帰りはるわ。
◆あっ、おいひぃ~!
◆ありがとうございます!
◆これ、とまれへんわ。
おいしいわ!
でも、仲がいいですね。
ご夫婦。
◆私ら、同級生です。
◆同級生!?
◆幼稚園から一緒。
◆小学校から。
◆小学校から一緒?
◆この人が上やもん。◆えっ、何それ。
小学校から一緒で、その当時は…。何で、どうなったんですか。
◆私、上のほうで、
商売してたんですけど。
◆出会って…。◆もうどっちにしてください、
しゃべるの!
ようしゃべるわ!
◆話をまとめると、
神山(こうやま)さん夫妻は
お互い再婚同士。
ご近所ということもあり、
出会うたびに少しずつ距離を縮め
恋愛関係に発展。
10年前に

晴れて結婚したそうです。
そんな仲良し夫婦には
驚きの過去があるそうで…。
◆それまで僕、
パン屋しててん。
◆パン屋さんしてて?
パン屋からねぎ焼ってどう…。
◆僕もパン、焼いててな、
毎日、クリームパン、
600個売れるようになってん。
そのとき大動脈、
破裂してもうてん。
◆一気に話が…。パン、焼いてたら
大動脈が破裂した!?
今は大丈夫なんですか?
◆うん。
今、大丈夫。
◆パン屋が何で倒れますん。
◆朝2時に起きて焼いてたんや。
店、朝6時からあけて、
晩11時までやっとってん。
◆大動脈が破裂したと思えないぐ
らい、よくしゃべりますね。
◆しゃべるようになってん。
◆脳があれやったら、
しゃべりおろそかになるんちゃい
ますの。
◆いや、嫁さんもびっくりしとん
ねん。
◆くも膜下出血になって、

それからようしゃべるようになってん。
◆それから?
◆ほんまに。
全然、しゃべれへんかってん。
◆うそでしょう!?奥さん。
◆なあ?
◆普通の人やったんですけど。
なってから、朝から晩まで。
朝、起きてからこんな感じで。
◆ちょっと。
入ってきたときからずっとしゃべ
ってますよ。
◆ほんま、先生、神経、間違えて
つないだんかと。
◆別になったんちゃいますの、
ほんなら。
◆病院では全く問題ないと
診断を受けたそうなんですが、
奥さんいわく、
人の目を見てしゃべれなかった
ご主人が別人になって
帰ってきたんだとか。
とはいえ、
今、元気でお店をできることに
幸せを感じているそうです。
◆ご主人のどういうところが
お好きなんですか。◆全てやんな!
◆聞いてんの!こっちに!
◆ちょっとないけど…、
まあ、明るさと言うときましょう