さあ　上がれ。
めでたか。
≪おやっとさあでございもす。
おお～。

（桐野）おおっみんなさぁ　おそろいでごわしたか。
色男のご到来じゃ。　えっ　こいは
フランス製の香水じゃごわはんか？
そげんゆうたら　半次郎さぁのご出世も
祝っちょらんどな？
半次郎じゃなか。


今は　陸軍少将を拝命し→
桐野利秋ち名乗っちょっ。
あの芋泥棒がの。（笑い声）
覚えちょっか？
（桐野）じゃっで　芋泥棒じゃなか！
ほいなら今日は
３人まとめての祝いじゃ！　のう？
（桐野）あいがとさげもす。
ちょっ　待ってくいやい！
吉之助さぁ
おいは　祝ってもらうこつはできん。
ないごてな？
やっぱい　おいには…→
天子様のおそば仕えなんち
畏れ多くて　できもはん。
こんとおりでごわす！
今更じゃっどん　侍従のお役目は→
だいか　ほかの者を推挙してくいやんせ。
お願いしもす。
川路は　いつも冷静沈着じゃ。
おはんのような優しか男がポリスには向いちょっど。　のう？　信吾。
はい。
そん川路と→
全く相反しちょっとが　桐野利秋さぁじゃ。
（笑い声）ないを笑っちょっ！
じゃっどん　こん男は→
だいよりも先陣を切る。
じゃっで　こげんして　みんなから頼られ
慕われちょっとじゃ。　のう？
新八どんは　おいと同じように

島流しっちゅう浮世の辛酸をなめちょっ。
じゃっどん　下加治屋町育ちの
明るか気性は　ち～っとも変わらん。
いつも腹をすかせちょっが
おはんは　はらわたまで清か男じゃ。
そげな男で…　よかとでごわすか？
そげな男じゃっでじゃ。
天子様のおそばに　お仕えすっとは→
おはんのような男でなくてはいかん。
みんなが　それぞれの場所で
新しか日本の国づくりを支えっとじゃ。
おはんらの力を貸してくいやい！
はい！分かいもした！（別府）チェスト行け～！
吉之助さぁ　おいは…。
（おなかが鳴る音）
すんもはん。
またじゃ！（笑い声）
やっぱい　やめた方が
よかとじゃごわはんか？
こいは　天子様に叱らるっど。
言うたとおりじゃ！
＜そして　隆盛は→
明治天皇を新国家建設の精神的支柱となすべく→
宮中の改革に乗り出したのです＞
畏れながら　天子様には我々と共に→
相撲をお取り頂きたいと思っております。
相撲やて！？そないなこと許すわけなかろう！
（万里小路博房）いくら西郷参議といえど
天子様と相撲を取るなどと→
なんという無礼！　下がりなされ。

（公家たち）下がれ　下がれ！
相撲だけではございません。
これより天子様には→
その　みすの内より　お出まし頂き→
ご壮健なお姿をお示しあそばされねばなりません。
（万里小路）黙らっしゃい！
更に　ゆくゆくは→
全国津々浦々に巡幸され
民草の暮らしをご覧頂き→
その訴えを
お聞き届け頂きたいのでございます。
なんということを…！
さあ　今のうちに天子様を奥へ。
畏れながら　お願い奉ります！
日本国が生まれ変わるには天子様にも　お変わり頂かねばなりません。
これからは　全て天子様ご親裁の
政となるがゆえにございます。
≪天子様？
（公家たち）天子様！　天子様！
（明治天皇）西郷。
はっ。
[外:725B24C5997D38268FD2127520E5B3E8]の申すこと　もっともじゃ。
朕に力を貸してくれ。
お考え直しあそばされませ！
天子様！　天子様！
ささっ　はようお戻り下され！
（山岡）御一同！　お静まりあれ。
御叡慮に背いては　畏れ多し！
では　早速　頼む。　西郷。
♪♪～