2018/11/12(月) 01:00〜01:30 NNNドキュメント「首都圏の巨大老朽原発 再稼働させるのか ‘東海第二’」[解][字]




記者) 東日本大震災の時は→
この辺の道とか

どうなってたんですか?
海沿いは
もう 津波 かぶってたんで…。
道路が割れちゃって…

<この映像は震災翌日の→


同じ ひたちなか市の様子>
<この時
避難指示は出ていません>
<しかし
 道路は大渋滞>
<歩道には
給水を待つ人の行列が→
1kmも続いていました>
逃げる所へ川を越えなきゃ行けない。

記者) 地形的に橋に集中するわけですもんね。
そうですね…
 橋 少ないんで。
<東海第二原発は
 北は久慈川→
南は那珂川という
 一級河川に囲まれた場所に立っています>
<橋の数は限られており
地震で橋が崩落したら→
他の橋に
車が殺到することになります>
<実際に東日本大震災では→
同じ茨城県の北浦に架かる橋が→
崩落しました>
<湯瀬さんのルートでも…>

湯瀬さん)ここが一番 最初にぶつかる橋。

記者) それでも1車線 1車線ですね 道は。


湯瀬さん) そうですね。
いや
 心配ですよね。
何か
 この橋 大丈夫かなって。
<茨城県によると
 この橋は…>
<取材した日は土曜日の午前中>
<渋滞もなく美浦村を目指します>
<国の指針によると→
原発が冷却機能を失う全面緊急事態に陥った場合→
5km圏の住民は避難し→
5kmから30km圏の住民は→
屋内退避>
<その後 避難するかどうか判断されます>
<5km圏に住む8万人が→
3万台の車で一斉に避難したらどうなるのか>
<茨城県が
シミュレーションを行いました>
<避難開始1時間>
<赤が渋滞です>
<5km圏を
南北に貫く幹線道路は→
10時間以上経っても
渋滞のまま>
<しかし
これは5km圏内の試算>
<実際は
30km圏の住民も相当数が→
自主的に避難すると

みられています>
<自宅を出て2時間>
<避難先である美浦村に到着しました>

中島さん) どうも遠いところをご苦労さまです。

裕子さん) こんにちは。
<村長が出迎えてくれました>
<体育館や公民館が避難先となり→
3000人を
受け入れる計算です>
<しかし
 この人数は収容できる面積と→
1人あたり2m
のスペースから→
機械的に算出したもの>
<中には こんな場所も>
間が…

<十分な態勢は整っていません>
距離は 大した距離じゃないですよホント。
渋滞のレベルが
見えないところが→
引っ張ってく…

そこまでかけて
すぐに避難するかと言ったら…。
<湯瀬さん一家は
避難の難しさを実感しました>
原発がなくても