私が、１回生、
２回生になっていく姿を見て、
自分の息子も
こうやろかなという
投影をしておられたかなというのは
◆わかります。
お母さんとお父さんにしてみたら、
あのとき仲よくしていた、その人
が２回生、
３回生になる。
恐らく、その息子も同じように２回生、
３回生になっていく。
そういう息子…、
擬似息子というか…、

◆照らし合わせてね。◆そういうふうに
あなたのことをかわいがったと思
いますわ。
◆その子も野球が好きやって、
で、
寮に入る前に野球つながりで、


いろいろ話をしていて、
ほとんど男子ばっかりなんですけ
れども、たまに４～５人、
１０人もおらへんぐらい
女性がおりまして、そして、友達が
野球部からマネージャーが必要や
ろということで、
声かけようか言うて。
◆それで野球部のマネージャーは来たんですか。
◆実際その２人が入部というか、
マネージャーとして入って。
◆かわいかったですか。
◆そうですね。
かわいかったですよ。
◆２人とも、かわいかったんです
か。
◆そうですね。
◆そんなことある？
◆はい。
それでお近づきになって…。
◆お近づきになったやあれへん。
マネジャーになった２人、
連れてきましたわな、その友達が。そのうちの、
お近づきになったんは、
どなたですの？
◆友達も…、私も…。
◆ご住職も？ほんなら、
マネージャー２人連れてきて、
連れてきた本人が
１人とつき合うて、

本多さんがもう１人とつき合って。
◆そうですね。
◆何やそれ！
小さい合コンやんか！
◆つながった…。
◆そこで？
◆そこで合コンやってるって、
つなげるんですか？
◆青春が
凝縮したんですよね。
ごめん、ちょっと今、思ったんですけど、
ひょっとして、その人って、
お亡くなりになった人って、
わずか４カ月、あなたに何かを告
げて
去っていったと。
何か運命的なものを感じません？彼は何かを
あなたに告げようとしたんじゃな
いの？
◆どっちがお坊さんかわからない
ですもん。
今の悟りを開いた話し方。
誰が誰に教えてんねやろと思いました。
◆俺、お寺、持ってるねん。
「円広寺」という
お寺、持ってるねん。
◆何かつながってるんやろなというのは、今わざわざ出してくると
逆に軽々しくなってしまう。
だから、恐らく自分の中では
深いところでしてるから。

◆言葉にはできない、言葉にして
しまうと、何かこう、それが軽々
しく、あるいは拡散してしまうと
いうか、ここでずっとためておき
たいというか、心の中に沈めてお
きたい。
ご住職、これもらってくださいよ。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきますわ。
◆うわっ、すばらしい。
本物ですね。
◆出会ったその日から
親友。大阪は、
そんな彼との思い出の地。
わずか３カ月の凝縮された
青春を
いつまでも忘れません。
◆合コンは、
成功させたいの？
◆今回もまあ２人なんですけども、