2018/11/13(火) 16:47〜17:53 ten.【ゲキ追X!大阪の勝算は…万博開催地はどこに?誘致成功の秘訣】[字]
成果物は低温で持ち帰る必要があり、
JAXAは、
カプセルの中に入れる保存容器の開発を、
タイガー魔法瓶に依頼しました。
>>JAXAさんとこういう仕事すると思ってました?
>>いや、全然夢にも。
JAXAさんのJAの字すら考えてなかったですね。
>>開発チームでリーダーを務め
た中井さん。
JAXAからの要求は、
中の温度を4度の状態で4日間も保つという、前例のない容器でし
た。
>>4日間保温、
それから衝撃40Gかかりますよ。
はぁ?
うちがやるんですか?と。
>>難易度の高さゆえ、実は、
ほかのメーカーに開発を断られて
いたJAXA。
一方、タイガーにとっては、
初めての宇宙事業で当初は困惑しましたが、
水筒の製造などで培った熱が逃げ
ない魔法瓶の技術を応用できると、
開発を決意。
ステンレスの厚みを何度も何度も調整し、
最終的には、
1週間近く保冷できる要求以上の容器を完成させました。
>>使ってる材料であったりとか、
部品構成であったりというのは市販の魔法瓶と全く変わりません。
JAXAさんからの要求にすべて
応えられたかなという感じで今、
考えてます。
>>家庭から宇宙に飛び立つ最強
の魔法瓶。
容器と小型回収カプセルは、
天候不順などによる打ち上げ延期
があったものの、
ことし9月、
国際宇宙ステーションに無事、到着しました。
その後、
宇宙飛行士らが実験の成果物を容器に投入。
さらにそれを小型回収カプセルに
積み込み、
着々とミッションに向けた準備が
進められました。
そして先週。
小型回収カプセルは、
こうのとり7号機の外側に取り付
けられた状態で、
国際宇宙ステーションを離れまし
た。
ついに歓喜のときが。
小型回収カプセルはこうのとりと分離し、おととい、
日本の小笠原諸島・南鳥島付近に
着水。
海外の有人宇宙船に頼らず、
自国の力だけで物資を持ち帰るという、
長年の悲願をかなえたJAXA。
きょう、
その小型回収カプセルが、
つくば宇宙センターに到着しました。
気になる容器の中身は。
>>まだ冷たいです。
非常に硬い状態です。
まだ何日かいけたかもしれないで
すね。
>>着水した衝撃からのあとの状態であるとか、
保冷機能を維持しているように見
えましたので、
問題ないというふうに思ってはい
ます。
>>実験の成果物は今後、
がんなどの新薬開発に役立てられるということです。
>>われわれはほんま、
ごく一部のところ、
だからJAXAさんのごく大きな
の部分のごく一部のところなので、
それでもやっぱりね、携わったと
いうことはよかったと思ってます。
まだ分かんないですけど、2号機
とかいろいろあるんであれば、
そういうのに役立てさせていただ
けたかなというふうに感じてます
けども。
>>日本の宇宙開発の歴史に名前
を刻んだ最強の魔法瓶。
今後、
どのような発展を見せるのか。
まだまだ夢は膨らみます。
>>なんか、
スタジオでもこの話になって、炊飯器みたいですね。
まるでね。
>>えー、
でもなんにも中変わってなかった
ですね。
>>変わってなかった。
>>日本の家庭用品も応用したとしたら、うれしいですね。
>>すごいですよね。なんか、宇
宙を逆に身近に感じるというか。
>>夢が広がる。