2018/11/14(水) 15:50〜17:53 ten.【松井知事&吉村市長市が生出演!万博SP】[字]
面にへばりつくようにね、住宅が
建ってるんですけども。
>>昔からの日本の景色がそのまま残ってるっていう感じがします
ね。
>>本当、そうです。
あー、だいぶ登ってきましたね。
谷もきれいですね。
北山杉の。
急でしょ、
なんかちょっと、息が切れてまし
たね。
>>おっと。
>>大丈夫?
>>大丈夫です。
>>ふらついてるね。
>>若一さんより先に私が。
>>おっ、
あそこに!
目指すものが見えてきました。
>>天皇皇后両陛下も感嘆された
という台杉とは。
おー!これですか。
杉の上に杉が生えている?>>そうなんです。
下の台になっている杉からまっす
ぐな杉がいくつも伸びてるでしょ。
これはもう、
北山杉の中でも特に北山杉の特徴なんです。
>>若一さん、
大丈夫ですか?疲れ果ててますね。
こちらが北山杉の顔ともいえる台
杉。
急しゅんな山の斜面で効率よく生
産する方法として、室町時代に編
み出された独自の生産方法で、
地上1メートルほどの高さに、取り木と呼ばれる太い木を育て、
そこから垂直な枝だけを伸ばして
いきます。
>>20年とかすれば、
まっすぐにある程度太くなってくると、伐採して、そして次のやつ
をまた育てると。だから1本の木
から、100年、
200年かけて、
何本ものまっすぐの杉材が取れるわけなんです。
>>ちなみにこちらの台杉は、樹
齢400年以上。
天皇皇后両陛下も、
その姿に感嘆されたそうです。
一般的に30年ほど育てたあと、
製品に加工される北山杉。
調査隊が次に向かったのは、
中川地区から車で10分ほどの場所にある、
京都北山杉の里総合センター。
ここでは北山杉の歴史や、
生産工程を見ることができます。
案内してくださるのは、
生産組合の理事長で、現役の職人
でもある森下さんです。
うわっ、
入ってすぐ。>>こちら、これ、これ。
代表的なものがあります。
>>色も違えば、形とか、木目と
かも違いますよね。
>>先ほど見てきた、これなんか、
台杉のあれですね。
垂木といいましてね、
屋根の軒の下に。
>>こういうことか。
>>一番上を支えているのが、
棟木ね。あそこからこういう具合に垂木を
渡して、そこに屋根材をかけてい
くわけですね。
>>一方、
床の間の床柱として使われる北山杉は。
>>天然出しぼ丸太。
人造絞り丸太、磨丸太。
これが面皮丸太。
これが基本的な。
>>床柱となるのは、主にこちら
の4種類。
滑らかなものから凹凸があるもの
まで、木肌の表情が異なります。
中でも、
自然と木肌にこぶ状の凹凸ができるのが、
天然出しぼ丸太。
希少価値が高く、お値段は1本1
0万円から。
同じ凹凸でも、天然と人造では何
が違うのでしょうか。
木材の倉庫へ行ってみると。
>>これですね。
これ、分かる?
>>本来、皮をむくと、こういう
ような磨丸太なんですけども、
この磨丸太に、
このように箸状のものを巻きつけていくわけなんですね。
そしたら木の成長とともに、この
ように模様が入っていきます。
この模様が入ったものを、皮むく
と、
人造しぼり丸太になると。