＞＞自分は怖くないよっていうのを頑張ってアピールしてるところ
とかかわいいなって思ったりして
見てます。
＞＞いいなぁ、大阪の人たち。
ありがとうございます。
＞＞これだけかわいい、かわいい

って。
＞＞かわいいっていうのは、ちょ
っとあれかと思うけど、結構ね、
バラエティーのときは、もう、素
を出しちまおうと思って。
元がだめ人間なんで。
結構ね、
だめな人だなっていう、
なんかそういう感じなんじゃないですかね。
＞＞なるほど、
役柄もだんだん変わってきてって声もありましたけど、何かこう、
変わったきっかけっていうか、
ターニングポイントみたいなのはあったんですか？
＞＞一番の大きなところは、
十何年前に、女房と独立して、
女房がマネジャーになって、
女房のほうから、
３年かかったんで、マネジャーに
なってくれって頼み込んで。
＞＞えっ？
奥さんに頼み込んで３年ですか？＞＞３年目に、じゃあ、やるって、
やるからには、私のやりたいよう
にやるって言われて。
初めにとにかく、


テレビのほうに移行してったのが、一番変わったところですかね。
＞＞Ｖシネマの世界からお茶の間
へ。
活躍の場も、
役の幅も広げてくれた奥様は、大きな存在だといいます。
＞＞実はスタッフが、
奥さんからお話を伺ってましてですね。
＞＞こっそりやってんだ、いろん
なことね。
なんにも話さないから。
＞＞すみません。
さあ、エンケンさんはどういう人
なのか。
精神年齢が低い。
コーヒーを飲もうとして牛乳がないだけで大騒ぎする。
あの顔で。
ドラマで頼れる上司役を演じたりするが、
実際に家に帰ってくるのは頼りな
い男。
というお話。
＞＞そのとおりです。
できないからね、
世の中のことね、本当に知らないんだよね。
銀行の手続きも一回もやったこと
もないし、
ＡＴＭも一回もやったことないし。
＞＞ＡＴＭも？
＞＞やり方分かんない。
＞＞えー？
なんか奥さんの話になってから、

声がちっちゃくなって。
＞＞そこにいますからね。
＞＞ね？こちらに。
＞＞映されてんじゃん。
＞＞なかなかお話しにくいですか？
＞＞大丈夫です。
大体バラエティのときいますから。
何言いだすか分からないんで、チ
ェックしてますから。
＞＞でもね、
奥さんにエンケンさんの俳優としての魅力を伺ったところ、心が見
える演技をする、いい俳優という
のは、
演技がオーバーでも下手でもいい
から、
心が動いているのが分かる俳優。
遠藤憲一はそういう俳優だと思う。＞＞うれしいですね。
そこさえ見ていただければもう、
文句はありません。
＞＞心が見える演技というのは、
どういうことなんですかね。
＞＞心って、
まあ、
喜怒哀楽ってことばで４つだけど、
この喜びにも悲しみにも切なさ、
いろんなものの中にも、
また何種類かのものがあると思うのね。
始まるまで大体まあ、こういう感
じかなっていうのが、
相手と対面してみてやってみると、

違うものが降りてきて、
違う場面になるときってあるんで
すよ、たまにですけど、予想外の。
そういうとき一番うれしいんで、
一つでも多く味わってみたいっていうのが、
今、テーマですかね。
＞＞奥様の話になると、
ふだんと違う表情を見せてくれた
エンケンさん。
そんなエンケンさんの恩人とは。