ミスが起こらないように。
そこらへんで、
どれほど人為的なミスを回避するシステムが担保されてたのかとい
うことが、今回、徹底的にやっぱ
り、
検証されなければいけないと思い
ますよね。
>>川村さんも、もう二度とない
ようにとおっしゃってましたけれ
ども、
実は饗庭野での事故は、1回目、初めてじゃないですから、
以前にもあったわけで、
すでにこれが2度目、
3度目なんですよね。
なぜ饗庭野でこんなことが何度も起きるのかというところを、
ちょっときょうはひもといていき
たいと思います。
まず、饗庭野、
どんな所なのかというのをご紹介しますが。
先ほどもありました、
滋賀県の真ん中にある琵琶湖の西側ですね、
高島市という所にあります。ここ
に明治時代からあるそうで、
130年続く続く演習場なんだそ
うです。
そこに、大体、広さが25平方キ
ロメートル。
南北方向に3キロ、東西方向に7
キロ、
横に少し細長い形をしていまして、
この細長い横の方向を利用して、
ここの所を目標地域にして、
東から西に向けて迫撃砲を撃つ練習をしていましたと。
これ、大体3キロ離れていたとい
うことなんですが。
この3キロ離れて、ここに当てる
ところ、1キロずれたことによっ
て、先ほどのように、
離れた所に着弾したと。>>これも、聞いたことがないっ
て言ってましたよね、野村さん、
VTRの中で。
>>前提としてこれ、あれですか、
演習場の中に一般道が通っている
という構造なんですか?
>>これは、演習場の外でありま
すが、一応敷地ということだそう
ですね。
>>敷地の中にこの国道が通って
いると。
>>ですから厳密にいうと、着弾
したのは敷地の中なんですけれど
も、先ほどあったように、その地
面の、アスファルトとか、そうい
ったものが飛び散ったことで、車
に被害が出たと。
>>先ほど中谷さんがおっしゃっ
たようにね、訓練のしかたがなん
か不思議な感じがするんですよね。
まず、やっぱり、
そういう道路が通っている所であ
れば、危険ですから、
やっぱりそっち向きとかよりは、
ほかの所を考えるとか、
あるいはまず1つ着弾した所がど
こなのかっていうことを確認しつ
つ、丁寧に進めていくっていうこ
とが必要だと思うんですよね。
>>それも訓練だと私は思ってた
んですけどね。
>>それがなんか1発目はどこ行
ったか分からない、
2発目分かんないから、
3発目撃ってみたら変なとこいっちゃいましたというのは、なんか
こう、ちょっと訓練のしかたが少
し慣れすぎているというか、安易
になっている可能性があるような
気がして、私どもなんかは本当実
弾扱うなんていったら、もうもの
すごい緊張感の中でやってると思
うんですけれども。
>>みんな信じてると思うんです
よ。
>>そのあたりがちょっとルーズ
になってるんじゃないかなという
ような感じがしますよね。
>>ご指摘のとおり、本当不思議
な今回、出来事で、迫撃砲の弾、
流弾とか、砲弾とかいいますが、
これが大体実寸大、
長さが40センチぐらいのものな
んだそうですけれども、
これが一番長くて、
5キロから6キロ飛ぶそうなんですね。ですから山を越えて、
かなり遠くの所にある的の所に、
こういう放物線を描いて着弾して、
この先っぽの所に信管がついてま
すから、それに接することで、
この頭の風船の部分が爆発して、
周りに被害を及ぼすということで。
離れた所にありますから、離れた