は、
東側のシベリアとか極東のほうの
開発を進めたいというところがあ
るんですけれども、やはりそこは
日本の力がないと、進まないとい
うことで、やっぱり日本の経済力
に、
ある程度期待をしたいというよう
なところがプーチン大統領、ある
と思います。
一方で、安倍さんですけれども、
今回、
9月に3回目の当選を果たしてこれが最後ということになりますか
ら、
泣いても笑ってもあと3年で任期終わります。
この間に、なんか、この日ロ関係
においても、
最終的な形をつけたい、これ、
レガシーというふうにわれわれ、言いますけれども、
そういった背景があって、時間の
タイムスケジュールを考えると、
今ぐらいがやっぱり、
こういう合意に至るデッドラインではないかということで。
この四島返還から2島先行という
話が出てきて、私はこれは悪くな
いアイデアだと思いました。
というのは、色丹、歯舞というの
は、
四島の中でも僅か面積的にはほんのちょっぴりですよね。
7%ぐらいしかないといわれてる
んですけれども、実はもしあれを
日本が獲得できるとなると、
排他的経済水域が圧倒的に50%ぐらい膨らむんですよ。
基本的にそういう実より漁業権を
考えると、
これはやっぱりまず2島返還して
から、
本格的に4島という図式であった
ほうが、実際的な交渉が進むんじ
ゃないか。
しかし、国民世論がそれを納得で
きるかどうかっていうことが、大
きなあれでしたけども。
>>野村さん、いかがですか?
>>今、パク先生おっしゃったの、
非常に重要な点だと思いますし、
私は北海道出身ですから、
もう子どものころから4島返還っ
てみんなでうたってきたわけです
ね。
ただ、やっぱり着眼点としては、
この話の前にですね、共同経済活
動っていうのは、
実は4島で展開するということに
なっているんですね。
これが具体化していく中で、実際
には択捉や国後についても、
日本の側のほうの影響力が今まで
とは違った形で及んでいくという
ことになれば、
実質としては4島返還に近づいてくる。
その場合によっては共同統治みた
いな話も次にはありうるわけなん
ですよね。
そうしますと、
4島の統治を一部は共同統治であ
ったとしても、
全島回復するという可能性もあり
ますんでね。
そういう意味ではまずこの2島を
やるっていうのは、
いい戦略なんじゃないかなと私な
んかは思いますけどね。
>>それが戦略なんですね。
>>実は先ほどパクさんからお話があった鈴木宗男さんにお話を聞
きましたら、野村さんがおっしゃ
ったようなこともおっしゃってま
した。鈴木宗男さん、新党大地代
表は、まず今回、歴史が動いたと、
大変評価をしてらっしゃって、
安倍さんとプーチンさんが何年かにわたって一生懸命話をしてきた
信頼関係の賜物だというようなこ
とで評価をしています。
今後の見通しですけれども、
安倍さんの任期の間、もう3年切ってますけれども、
この間に平和条約を結んで、
今あった色丹島と歯舞群島は返ってくる、
ここまで全部終わるだろうという
ふうにおっしゃっているんですが、
その先、
返ってくるのはこの2島プラスαまでだろうとおっしゃってます。
このプラスアルファっていうのが
どういうことかといいますと、今、
野村さんのお話にあった部分なん
ですが、
もと島民の願いがここでかなえら
れるんじゃないかと。
といいますのは、領土が返ってく
るというわけではなくて、
例えばいつでも行きたいときにお