2018/11/16(金) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝平成を生きる侍シェフちょんまげ&和服生活▽劇団四季の小道具】


◆劇団四季さんですか。
◆きょう俺テンション上がってま
すよ。
今回、劇団四季さんの小道具担当
はどういったお仕事か…。
もう言うてますけどね。
小道具担当と言ってますよね。
今回は「リトルマーメイド」でし
ょう、
こういう感じになってるという予
想ですね。
◆今回は、そうですね。
◆発音ええな。
この感じ。
ここまで来たかと、もう…。
水槽に。
◆何やねん、これ。
◆いいでしょう、これ。
こういうのになってるかもしれませんね。
◆もうやめます?
この下り。
しんどいでしょう?
◆やめるというのは、会議で出てるみたいよ。
「よ~いドン!」で。

そんなんは聞いたよ。でもまだ続行ということで。
◆このフリップだけは死期に近づ
いている。
◆うまいこと言った。
◆ということで、
劇団四季小道具担当を訪ね、


銀シャリは
ハービスプラザエント内の
大阪四季劇場へ。
◆小道具担当みたいなお洋服じゃ
ないですか?
劇団四季 小道具担当の深沢さん
でしょうか。
◆深沢です。
◆ただ、ラフですねえ。
◆それはもう、たたき上げ、
きょうも作業されてたんじゃない
ですか。
◆汚れてますやん、めちゃめちゃ。
◆バミリのテープも。
◆こちらが今回のスゴ腕ワーカー、深沢幸徳さん。
深沢さんは、
人魚姫アリエルが人間の王子エリ
ックに恋をする物語、
「リトルマーメイド」の世界を表現する小道具を担当。
その内容は?
◆劇団四季の「リトルマーメイド」では、
出てくるパペットや、
それから演者さんが持つ
持ち道具、
それから背負子、
いわゆる装身具、身につける
衣装にちょっと似ているんですけれども、そういうものを担当して
おります。
◆小道具をつくるということは、
作製するということですか。

◆小道具、つくることもそうです
し、後はメンテナンスなどももち
ろんしますし。
◆パペットと呼ばれる
人形の作製やメンテナンスが
小道具担当の仕事なのですが、
実は作品の世界をより魅力的にするために
重要な作業も行っています。
それが…
◆エンハンスメントと呼ばれるん
ですけど、
増強をするという作業をしていま
して。
◆エンハンスメント。
これがどういうことかというと…
「リトルマーメイド」は
日本よりも先に、
ヨーロッパなど
海外で公演されましたが、
日本で公演するにあたり、
日本人がもつ繊細な感性に合わせ、
小道具をアレンジすることで
作品のよさをさらに引き出しているのです!
◆例えばこのイソギンチャク、
これは黄色の感触だったりとか…。
◆それにグラデーションをつけた
んですね。
◆これを下から、わっと。
繊細なところを日本の人は感じて
くれるので、そういうことをしま

した。
◆ほかにも、
紫色一色だったエビに
黄色を加えてより華やかに!
さらには、日本公演でしか
登場しない魚をふやしたり、
小道具を俳優が扱いやすいように
軽い材料を採用したり。
細部までこだわり、
日本公演ならではの