2018/11/17(土) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 人生100年時代を生きる 第1回「終の住処はどこに」[字]


おっしゃってることなんですね。
そうなんですよ おかしいですよね。
寝たきりになったら それなりに吸引の手間とか いろいろ→
大変なことは いっぱいあると
思いますけれども→
やっぱり 赤ちゃんで見ても

まだベッドから動かない間は→
お母さん 台所にいても大丈夫だけども
ちょっと歩きだしたりした時の方が→
目 離せなくなるんですよね。
そうなんですね。 結局…
せめて 岡山さんの給料
もうちょっと上げてあげないと→
かわいそすぎますよ。
でもね 阿川さん。
その要員が増えなかった先
何が起こると思います?えっ?
つまり 安全を どう確保するのか
という話になると思うんですよね。
この番組で 各自治体に
情報公開請求をしてみたんですね。
そうしましたら 昨年度の1年間
起きた事故なんですけれども→
実はですね 少なくとも3,334件。
そして 死亡事故→
179件 起きていました。
まあ その 安全確保に関してもある意味 規制緩和がされたから→
安全の部分は それぞれの事業所→
もっと言うと 高齢者自身で頑張って確保して下さいってことが→
裏返して言うと 制度としては


そうなってしまってる。
安全は確保したいけれども
人手は減らさなくてはいけない。
これ もう ジレンマですよね。
そうです。
そうした中で サ高住の中には→
経営を成り立たせるために入居者の選別を→
始めたところも出てきているんですね。
このサ高住が受け入れるのは→
寝たきりの人など
要介護度が高い高齢者が中心です。
(職員)この方も はい。
要介護度が高いほど増えていく介護報酬。
選別を進めた結果
要介護3以上の人が→
6割を占めるように
なりました。
その陰で
入居できない人も出始めています。
去年 施設長になった 40代の男性です。
赤字経営から抜け出すため→
要介護度が高い人を集める方針を
打ち出しました。
はい 横になりますよ。
中でも 事故のリスクが低く人手がかからない人を→
優先的に選ぶのだといいます。
今は…
この日 施設長が
病院に電話をかけていました。
退院予定の高齢者を

紹介してもらうためです。
え~っとですね…
下がります 下がります。
5だけっていうのは。
これです。
一方で 要介護度が低い人からも
申し込みがあります。
しかし 介護報酬が少なく→
特に認知症の人は徘徊などのリスクもあるため→
待機してもらうといいます。
NHKのアンケート調査でも→
「要介護度が低いことを理由に
入居を断らざるをえない」→
という声が寄せられました。
「認知症で徘徊が激しい人はお断りしています」。
「要介護度の低い方ばかりを
扱わせて頂いていたら→
満足のいく給料が払えません」。
要介護度が高い人を優先してきたこのサ高住。
例外的に 低い人を
受け入れることもあります。
よろしくお願いします。
お部屋がですね こちらになります。はい。
この日 入居したのは
要介護1と2の夫婦です。
ただし 条件がありました。
91歳と87歳の夫婦 2人とも認知症です。
ほかの入居者に
迷惑をかけてしまうこともあり→
これまでも 施設を転々としてきました。

思い出の品はこの小さな靴箱一つに収まっています。
2人の子どもを育て上げた夫婦。
「子どもたちには迷惑をかけたくない」と→
2人で一緒に入れる
終の住処を探し続けてきました。
♪♪~(ハーモニカ)
♪♪~(ハーモニカ)
施設長は 次の入居者を探していました。
向かったのは退院予定の高齢者がいる病院です。
あっ どうも。 こんにちは。