2018/11/17(土) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 人生100年時代を生きる 第1回「終の住処はどこに」[字]
紹介されたのは 脳出血で倒れ体にマヒが残る男性。
要介護度は4でした。
今の段階の…
ありがとうございました。
施設長は男性を受け入れることを決めました。
「2階です。 ドアが開きます」。
この日 認知症を患う要介護1と2の夫婦に→
退居してもらうことになりました。
こんにちは。 こんにちは。
歩けますよ。
ああ そうですか。
ああ 本当! ありがとうございます。
そう思ってます。
はい 行きましょうか。
じゃあ お願いします。
次に入る施設は決まっていますが
いつまで入居できるか 分かりません。
ですね。
じゃあ 元気でね。元気でね。 元気でね。
気を付けてね おかあさんね。
本当に介護難民が出てきたって感じですね。
本来 サ高住は 今 退居を迫られたご夫婦
VTR最後のご夫婦→
あの人たちが行き場を失わないように
という意味で→
サ高住が制度化されてきた部分も
一つには あるんですけど。
つまり サ高住の経営が成り立たないから
介護の…。
より重度の人。
重度の人を扱った方が→
収入にはなるっていう。
そういうことなんです。
だから あの施設は 別に悪いことを
しているわけでは なくって→
むしろですね 黒字にするためには
泣く泣く 高齢者の方を…。苦渋の選択。
選別しなくては いけない
この実態を知ってほしいということで→
取材に応じて頂いた
ということなんですね。
今のVTRで 最大の問題として
うかがえることはですね→
やっぱり…
ちょっと こういうアンケートがあるんですけれども。
介護保険制度のあり方に対して
問題だというアンケートがありまして…
そうなんですね。
何か矛盾してるっていうか…。
ですけども 結果的に施設も報酬が減る→
それから 利用者側 高齢者側もですね→
受けられていた介護サービスが
受けられなくなる。
入れるであろう施設が
入れなくなるということで…
要介護度が低くなることを
喜べないという矛盾。
厚生労働省は どう考えているのか
聞きました。
まあ お役人の立場から言えばね
そういう…→
つまり 国民全体を
どう 基準を決めるかで…。
一つ提案するとしたら やはり…
認知症の人でも夜 ふっと出ていこうとする人がいる。
周りにとっては
迷惑な行動なんだけども→
本人さんが 昔 どういう生活を
していた人か調べたら→
実は 新聞配達 ず~っと若い時やってた。
だから 3時に出勤する。
朝3時に出勤される。
習慣になってる。普通のことなんだと。
じゃあ 朝3時ぐらいに
本人に 声をかけて→
例えば 大丈夫ですよ ということも
あるかもしれないし→
ちょっと じゃあ これ
広告 畳んでもらえますかとか→
本人中心に考えたケアを提供したら→
問題行動が問題ではなくなるケースって相当出てきたんですね。
お一人お一人に人生があるわけですから。
それを見極めて よくするような事業者が相当 出てくるんだけども 今…
だから そこに…
あっ なるほど。 よくなったところには→
よく頑張りましたねっていう
会社に ご褒美を出す。
一部 これは 今年度の介護保険の改正で
始まってはいるんですけど→
まだまだ試験的な試みでありまして
そんなに報酬上 反映されてないんですね。
一つは そういうふうな…
高野さんが指摘した→
要介護度を改善する取り組みを行っている
サ高住が岡山にあります。
共有スペースに並ぶのは リハビリ器具。
サ高住としては 異例の光景です。
左 右。 そうそう。
歩けるようになるなど→
要介護度が改善すると