2018/11/18(日) 20:00〜20:45 西郷どん(43)「さらば、東京」[解][字][デ]
(桐野)先生!
(別府)岩倉様のせいで
使節派遣が取りやめになったち!ああ。
(桐野)そいが本当なら おいは許さん。
陸軍の連中を引き連れて→
岩倉様のところへ行っど。
(一同)そうじゃ!ならん!
兵を動かしてはならん。
じゃっどん…。じゃっどんじゃなか バカたいが!
おはんらは
今や 一人一人が政府の大切な人間じゃ。
それぞれに なすべきこっがあっどが。
おいが どげんしようと関係なか。辞めるこつも騒ぎ立てるこつも許さん。
国づくりはの→
一握りの政府のお偉方だけじゃできんとじゃ。
こいからも おはんらの力や
民の力がいるようじゃっで。
のう 頼んだど!
(熊吉)あっ 若さぁ!(お房)あら 西郷さん。
いまじゃった。
はっ。 今日は お早いお戻りで。
すぐに飯の支度を。
あっ こいを お房さぁから頂きもした。
いいんだよ。
いつも あいがとな お房さぁ。
ご近所のよしみじゃないですか。
礼なんか よして下さいよ。 そいじゃ。
すぐに。
<そして 明治6年10月24日→
西郷隆盛は 政府に辞表を届け出たのです>
こんままでは終わらんぞ。
<父 隆盛に続いて→
江藤新平 後藤象二郎 板垣退助も政府を去りました>
この中には まろらへの恨みつらみが
ぎょうさん書いてあんのやろな。
岩倉閣下。
これが私の考えた新しい人事案です。
用意周到やな。
私なりに これからの政府の新体制を考えてまいりました。
内務[外:1E3E86471108B07367CC8A2EE651BA7D]… そういうことか。
<こうして 大久保利通は→
国政における
大きな権力を握ることとなったのです>
(伊藤)失礼いたします。
(岩倉)お~ 入れ入れ。 入れ!
(井上 山県)失礼いたします。
いや~ うれしいな。 よっしゃ よう来た。
岩倉様 本日は
お招き頂き ありがとうございます。
(井上 山県)ありがとうございます。
もう堅い堅い そんなん!こっち座れや どんどんやれ。
はよ こっち。 ほら 行って行って。→
なあ…。
(岩倉)足 崩しや。
よいしょ。 おう 一献やってくれ。
(木戸)いえ 岩倉様に
お酌をして頂くなんぞ 畏れ多い。
ええがな。 体の具合は どうや?→
そろそろ重い腰上げて政府に戻ってきてくれ。
岩倉様 我らに何をさせようと
お考えですか?
「何をさせよう」て そんな お前…。
政府を去った西郷君のせいで→
陸海軍の[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩兵たちが暴れだすやも…→
もしくは 西郷君が[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻り→
政府に向けて兵を起こす… とでも
考えていらっしゃるんですか?
さすがやな 木戸!
お前の その頭と長州の力が必要なんや!
まろの頼みを聞いてくれ。
(岩倉)よろしゅう頼むで。
西郷君は そねえな男じゃない!
木戸さん!
やはり まだ
体調がすぐれんようですから…→
先に失礼つかまつります。
♪♪~
(子どもたち)「またよろこばしからずや」。
次。
(子どもたち)
「朋あり 遠方より来る また…」。
西郷さん お客さんだよ。
木戸さぁ! こいは どげんしもした?お体は?
西郷君… 東京を去るんは 本当か?
(子どもたち)えっ?本当?
まあ 上がってくいやい。
ないか話があったとじゃなかか?ああ…。
実はの 西郷君。
まさか 木戸さぁまで政府を去るち言いだすっとじゃなかでしょうな?
条約改正に失敗し→
その渡航のさなかに 長州の者は…→
汚職にまみれてしもうた。
わしは その責任を取らにゃいかん。
んにゃ こいからじゃっどが。
異国で悔しか思いをしてきたおはんらの腕の見せどころは。
山県さぁも井上さぁも おいが辞めさせた。
じゃっどんこんまま野に埋もれさせるには→
惜しか人たちじゃ。
そんお仲間のためにも→
木戸さぁには どげんしても