2018/11/18(日) 20:00〜20:45 西郷どん(43)「さらば、東京」[解][字][デ]


政府に残ってもらわねばならん。
西郷君。
人は皆 過ちを犯すもんじゃ。
じゃっどん そん過ちを認め→
どう明日へ向かうか。
そいで そん人の器量が
分かるっちゅうもんじゃ。
そうじゃのう。

その言葉 しかと胸に留め置こう。
♪♪~
よろしゅう頼む~!
(笑い声)
懐かしいのう。
ほんのこっじゃ。
(戸が開く音)西郷さん! 行かないで。
おはんら…。
(子どもたち)西郷さん! 西郷さん!
よし 分かった!
そしたらのわしが この子たちの面倒を見ちゃろう。
ほんのこいな!? そいはよか!


西郷さん この人は誰ですか?ぎんたどん!
こんお人は 木戸さぁちゅうて
大層 偉かお人じゃ。
どう偉いの?
ああ 気にせんでええ。 言うちゃれ。ああ そいは…→
え~?
なんぼでもあるじゃろうが!
(笑い声)
おっ!うん?
木戸さぁの笑った顔 初めて見もした。
ハハッ。
やかましいわ。
(笑い声)
いまじゃった。
(ゆう)あっ お帰りやす。
達熊は?
へえ 今 お友達が遊びに。
ほう そうか。
≪(達熊の笑い声)
(達熊の笑い声)
あっ 一蔵どん おやっとさあ。 ほあ。
よいしょ。
ゆう。
こいは どういうつもりじゃ?
へえ。 そやさかい 達熊のお友達が遊びに。
吉之助さぁが来ても取り次ぐなち
あいほど言うたどが。
へえ。 そやさかい 旦那様にやのうて
達熊に取り次いだんどす。
詭弁を弄するな!

ああ… おいが おゆうさぁに無理を言うたとじゃ。
心配せんでも すぐに帰る。
西郷様は [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩にお帰りになる前にお立ち寄りになったんです。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に…。
さあ。よいしょ。 ああ…。
ああ~ うん…。
一蔵どんに聞きたかこっがあってのう。
おいは 土俵際で
まんまと岩倉様にしてやられた。
あいは おはんの仕組んだこっか?
ああ そうじゃ。
ないごてな?
おはんは 子どもん頃から→
下加治屋町で一番頭のよか秀才じゃった。
じゃっどん ないごて ここまで→
ずる賢か頭の使い方をせんにゃ
ならんとじゃ?
おいには 理想とする政府の新体制がある。
そいを邪魔する者は 排除する。
邪魔…。
そいは おいのこっか?
おはんの人を信じるっちゅう政は 甘か!
一蔵どんは→
おいを政府から追い出したかったとな?
ああ。
じゃったら ないごて
そげんはっきり言うてくれんかった?
おいと一蔵どんの喧嘩なら
周りを巻き込むこつはなかった。
腹を割って話せば済むこっじゃ。

ずっと そげんしてきたどが!
おいは こげな回りくどかやり方は
好かんど! おはんも知っちょっどが!
卑怯者とでも何とでも言え。 憎め。
全て覚悟の上だ。
無理を言うな。
おはんを嫌いになど なれるはずがなか。
ずっと2人でやってきたんじゃ。
あんころからおはんに 何度も何度も助けられた。
そん大久保正助を
どげんして憎めっちゅうとじゃ?
♪♪~
ああ…。
おいの負けじゃ。
さすが一蔵どんじゃ。
あとは おはんのやり方でやれ。
じゃっどん やるなら思いっきりやれ!
おいは
大久保一蔵の国づくりを眺めながら→
鹿児島で畑でん耕すで。