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2018/11/18(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 人生100年時代を生きる 第2回「命の終わりと向き合うとき」[字]


先行きは見えないままです。
お父さん また来るよ。
また来るからね。
また来るからね。 頑張ってね。

う~ん。 今のVTRの中で→
お医者様が みんな「医学は進んで→
こういう延命治療ができるようになったんですけれど」って→
何か ちょっと複雑な顔を
してらっしゃったのが→
印象的なんですけど。


ねっ どっちがいいんだっていうか。
その延命医療についてですね
ここからは→
東京大学大学院の会田薫子さんに
お越し頂きました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
先ほど 阿川さん おっしゃったように
これは よいのか悪いのか→
延命医療って どちらなのか
っていうふうに迷われる方→
とても多いと思うんですけど まず
延命医療という言葉そのものには→
否定的な意味も 肯定的な意味も
ないんですよね。
延命医療っていいますのは 生存期間を
延ばすための医療ということで→
この延びた生存期間を否定的に捉えるか
肯定的に捉えるか→
それは ご本人の生き方による
っていうことが言えます。
透析のお話が最初にありましたね。
はい。
その透析で命をつないでいる
80代 90代の方が増えてきていると。
この現状に対しては 会田先生は
どういうふうにお考えですか。
透析療法が進歩すれば
それによって多くの方が→
社会生活が維持できるっていうことが

あるわけです。
でも一方で 認知症が進んで→
ご自分で透析して下さいとはおっしゃらない方にも本当に使うのか。
先ほどのVTRで ご本人の手が
動かないように拘束をしながら→
ミトンをはめながら やってる方が
おられましたけど→
それは 相当大きなジレンマだと
思うんですよね。
本当に ご本人のためになる透析療法とは
どういうものなのか→
それを考える時代になってきたと
言えると思います。
お医者様は分かってらっしゃるんですか。
これは 無理やり延ばしているプロセスだっていうことは。
延命措置だけじゃないかもしれないけど
人工呼吸器とか胃ろうとか。
そうですね。 救急の現場では→
先ほどのVTRにあったような方のケースについては→
本当に自分たちは
適切な医療をしてるのかどうなのか→
ということについて 大いに当惑している
という状態であると思います。
現状の救命センターの状態は
そういう状態だと思います。
今回 NHKではですね
日本救急医学会の協力を得まして→
全国にある289の救命救急センターに→
アンケート調査を行っているんですね。
その中の

アンケート調査なんですけれども→
終末期の患者が
搬送されてくる→
救急搬送されてくる
ことについて→
どう考えますか
という質問聞いたところ→
86%の病院が
「おおいに問題がある」→
「問題がある」
というふうに回答をしました。
この中ではですね 例えば…
つまり 患者の尊厳が失われていないかというような→
問いかけがあるんですけれども。
例えば うちの母がちょっとお風呂に入ったら→
血圧がス~ッとなって失神した時に
「うわ!」って慌てて→
こんなとこで死んじゃうのって
慌てたもんだから 救急車呼んだんです。
それは もちろん
119番して頂くことが大事なんですが→
先ほどのお話にあった方たちというのは
その在宅医療で→
この方は 最期まで おうちで過ごして
いかれるんだなっていうふうに→
ご家族も思って見ておられたのに
「あっ」て思って→
家族が 例えば
呼吸が弱くなってきたなって思ったら→
家族としては 思わず 慌てて


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