2018/11/19(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「チーター親子 サバンナに生きる」[二][字][再]


ならないこともあります。
♪♪~

チーターは 世界一 足の速い動物です。
走りだして わずか2秒で
時速70キロに達し→
最高スピードは時速110キロにもなります。
走る間 視線は常に獲物から離しません。
♪♪~
小さな頭 ほっそりとした胴体の骨格華奢な脚といった独特の体型が→
空気抵抗を最小限に抑えています。
チーターは たった1歩で最大7~8メートル走り→
1秒間に4歩 進みます。
筋肉質の長い尾が 船の舵のように働き走りを安定させます。
指から突き出た爪
そして弾力性の高い肉球によって→
足の裏を
地面に密着させることができます。
それでいて 走っている時には
まるで 無重力のように→
体を宙に浮かせていることが分かります。


♪♪~
チーターが
1回の狩りに費やす時間は平均20秒。
1分を超えることは まずありません。
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マラが
幼いガゼルをしとめて戻ってきました。
子供たちの食事を
母乳から切り替える時期です。
最初に食べるのは マラです。
母親がいなければ子供たちは生き残れないからです。
マラが 獲物の体を引き裂きます。
子供の歯は まだ丈夫ではありません。
母親は 常に周囲を警戒します。
しとめた獲物は必ず他の捕食動物に狙われるからです。
チーターとヒョウは よく似ていますが
斑点の模様が異なります。
チーターは黒い斑点ですが
ヒョウは 黒く縁どられた斑点です。
ヒョウは チーターと異なり
爪を出し入れできるため→
木登りが得意です。
獲物を木の上まで引き上げ他の捕食動物が近づかないようにします。
自分と同じくらいの重さの獲物でも
難なく運び上げます。
食事を終えた マラと子供たち。
毛繕いの時間です。
(のどを鳴らす音)
チーターはアフリカの大型ネコ科動物の中で→
唯一 のどを鳴らします。

音の大きさは ネコの10倍。40メートル離れていても聞こえます。
(のどを鳴らす音)
サバンナには至る所に危険が潜んでいます。
捕食動物が
いつ 子供たちを襲うか分かりません。
マラは 2日ごとに 住みかを変えます。
子供たちが遠くへ行こうとするとすぐに声を出して呼び戻します。
(鳴き声)
チーターの呼び声は 鳥のさえずりに似ていて サバンナで最も特徴的です。
(鳴き声)
子供たちは すぐに気付きます。
3匹は独り立ちするまで マラから
あらゆることを学んでいきます。
4か月が過ぎました。
獲物となる大型の草食動物が他へ移動し→
捕食動物たちの狩りの競争は
激しくなっています。
ライオンたちは 空腹のあまり→
ハイエナが あさっていた肉を横取りしました。
マラの3匹の子供たちは
生後6か月を迎えました。
既に乳離れしていますが
まだ独り立ちはしていません。
不安そうに 母親の帰りを待っています。
マラが狩りに出かけて既に2時間以上たっています。
マラは お気に入りの獲物に
狙いを定めています。
トムソンガゼルです。
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(鳴き声)

(鳴き声)
子供たちは ようやく
食事に ありつくことができます。
チーターは 他の捕食動物の獲物の残りを
食べることはありません。
子供たちに 新鮮な肉を食べさせるため→
母親は常に狩りをしなくてはならないのです。
(雷鳴)
雨季になりました。
(雨音)
自然が猛威を振るう間 動物たちはじっと耐えるしかありません。
雨季の間 サバンナでは 全ての動きが
止まっているように見えます。
(雨音)
2か月後。 雨水が川を満たしサバンナに緑が戻ってきました。
(鳴き声)
マラの子供は1匹がアフリカスイギュウの群れに踏み潰され 亡くなりました。
生き残った2匹のメスは
生後8か月になっています。
♪♪~