朱里) 本音!? 私と?
バカじゃない?
フフっ。
何?
「バカ」って私にとっての褒め言葉。
はぁ?
私と朱里さんって似てると思う。
どこが!?
 全っ然 違う!
性格は全然
 違うけど。
京谷と出会った順番が
逆だったら→
私が
朱里さんだったかもしれない。
朱里さんって
帰れる実家 ないんだよね?
私も


それでも
 頑張って働いて→
毎日
 笑顔で みんなに頼られて。
前向きに生きてる
。(朱里) 嫌み?
そういう深海
 晶が→
京谷は好きだったんだよ

目の前で苦しんでる朱里さんが→


言ってしまえば 重くて→
どうにもならないから
その… 代わり?
だから私は
朱里さんとは正反対の→
明るくて物分かりのいい
優しい女を続けてた。
京谷の前で
 ずっと。
私は暗くて
 優しくない女?
あっ
。(朱里) 私だって→
仕事がうまく行ってた時は
もっと…!
うん

ムカつく!
♪♪~
こんなビール1本で
懐柔なんてされないから!
餌付けされたんじゃないから!
はい。
♪♪~
私も思った時ある。
♪♪~
京ちゃんは…。
私に
 あなたみたいになってほしいんだなって。
でも違うから


どんどん逆のことした

私たち…

誰の人生を生きて来たんだろうね

♪♪~
[外:3D1BD145819ECE4A33807CE3A4B1EFAA](メッセージの受信音)
♪♪~
[外:3D1BD145819ECE4A33807CE3A4B1EFAA](メッセージの受信音)
♪♪~
♪♪~

チャイム)
いらっしゃ~い!
(千春) キレ~イ。
克己さん
晶ちゃんが会いに来てくれた。
はじめまして
 晶です。
千春さんから
 お話 聞いてます。
若狭湾と相模湾の話も

ステキなご夫婦だなって思って

お会いしてみたかったんです

会えて

 うれしいです。

千春の泣き声)

千春) ご… ごめん… 大丈夫…。

千春の泣き声)

千春) んっ… ハァ…。
やだ…