斎藤) うん うん。君もね。
そうだよね
。
みんな
深海 晶が好きだよね。
気が利いて
愛されるキラキラ女子。
そう思うよな~
。
だけど
実際の深海 晶はいつも無理して死にそうな→
周りに都合よく使われてる
ギリギリ女。
はぁ?
君さ→
自分が一番不幸だと
思ってるでしょ。
不幸の背比べは
楽しいですか。
いやいやいや…
。
(
ドアが開く音)
(
斎藤) あぁ 晶ちゃんごめんね 呼んじゃって。
朱里さんは?
(斎藤) 今さっき 出てっちゃって。
多分
晶ちゃんの家?うち?
こんばんは
。
恒星さん
何したの?
いや
されたの俺なんだけど。
何か言ったからでしょ?
何 言ったの?
そういうの
やめなよ。
誰のために…
。
いや
違うか。
俺が言いたくて言った
。
言いたいこと言えるのは
うらやましいけど→
みんながみんな
好き勝手 言い出したら→
世の中
めちゃくちゃになると思わない?
言いたいことも言わないで
いいように使われてたら→
元も子もねえだろ
。うん 私は言わな過ぎ。
でも
恒星さんは余計なことを言い過ぎ。
大事なことは言わないくせに…
。
いろいろ心配なんで
今日は帰ります。
明日
ゆっくり飲みに来ます。(斎藤) は~い。
(
ドアの開閉音)
(
斎藤) 恒星ちゃん 何か飲む?
何で俺が説教されてんだよ
。
前は
晶の男に殴られて?
今度はビールぶっ掛けられて
。
何なんだっつう…
。
(
斎藤) それ 晶ちゃんに言えばよかったじゃない。
あ~!
納得いかねえ。
金曜日だし
。
どうぞ
。
あぁ…
。
今日も疲れた
。
(
朱里) 働いてるアピール。
しょうがないでしょ
働いてるんだから。
(
朱里) どういうつもり?
私の分まで買って来ちゃって
。
そこまで
京ちゃんにいい顔したいの?
朱里さんと本音で
話してみようかな~って。
(