そういう店をやりたかった。
◆なるほど。
◆でも、そもそもイタリアン店大成功をされていて、
なぜこのステーキ店をというのは
…。
◆ポンテベッキオ実は３３年やっ
ておるんですよ。
◆もうそんなにたちますか。
◆ちょっと悔しい思いをしてるん
ですよ。
みんな適当に焼いてて、普通にや
っててね、何かようはやってるや
んと。
◆なるほどなるほど。
◆僕らが本気で肉焼いてみせよか
？って。
◆おまえポンテベッキオ好きやん
か。
◆好き。
◆で、世界で一番好きな食べ物、
肉やんか。
最高やん、きょう。
◆最高の組み合わせですよ。
◆頑張ります。

◆めちゃめちゃうれしいですわ。
会えて最高ですわ。
◆何やねんな、もう。
◆ということで、早速お肉…
と行きたいところですが。
◆これ１１月の野菜です。


◆野菜？
◆山根さん、ステーキの前に
前菜が出るということですか。
◆はい。
必ず出します。
◆うわあ！
◆めっちゃいい香り。
ここにイタリアンの要素が。
◆これはほぼイタリアンですね。
◆これ、何なんですか、白いやつ
は。
◆これモッツアレラですね。
◆この辺も楽しめるということで
すね。
◆料理屋の意地を見せてます。
◆濃厚やなあ。
◆濃厚かどうかはわからないです
けど、まだ。
◆召し上がってください。
◆ほんまポンテベッキオ好きやか
ら。
◆ブロッコレッティという…。
◆ブロッコリーじゃないんですね、
ブロッコレッティ。
◆初めて聞いたな。何なやろうなあ。
レッティって。
◆スプーンもよかったら使ってく
ださい。
◆めちゃくちゃうまいですね。
◆ありがとうございます。

◆優しい。
◆おソースのこの味と野菜の甘み、チーズの塩気が。
これはすごいですね。これだけでもう。
◆だしはほとんど使ってないんで
す。
野菜と昆布水なんですよ。
◆昆布水？
◆そうすると、野菜の持っている
グルタミン酸とか、
うまみ成分が前面に出てくるんで
すよ。
ここで一番だしを
つくっているようなもんです。◆これは、肉業界に
殴り込みに来る意味わかりました
わ。
こんなおいしいの。
◆そして、いよいよ看板メニュー
のステーキが登場。
◆どうぞ。
◆うわあ！
◆何これ！
◆厚み！
◆これ、ソースです。
◆何かステレオみたいなんが出て
きたぞ！
◆何これ！
◆こっちは鉄板とかじゃないんで
すね。
◆違うんです。
料理屋としては、鉄板の上で肉が

ジュージュー縮んでかたくなって
いくのが見過ごせない。
◆あれかたくなっていってるんですか。
◆あれ、だめですね。
◆違うぞと。
◆熱々がどうしても欲しいなら、
ソースで熱々にしたるわと。◆これ何ですか。
熱々の…。
◆トマトのソース。
こっちはキノコのソースです。