。
三橋君!
俺 帰ります。
え~!
3日後ぐらいに また来ます!
(
今井) おい! ちょっと待てよ!ふざけんな~!
ちょっと聞いてよ
待ってよ!三橋く~ん!
≪あれ?
あれ?何だよ! あれ?≫
どうしたんだよ?
三橋。
≪うぉ~!
うぅ~!≫
おい
三橋! どうしたんだよ?
おい!
しまった。
念のため
この階は 全ての部屋を→
中から開かないように
してあったんだった…。
(
今井) ククク…。
バッハハハ…!
信じらんねえほどのバカだぜ!
自分の罠にかかっちまってよぉ!
おめぇみてぇな奴を水平線バカっていうんだ。
意味を知りてぇか?
水平線というのはな→
どこまでも~→
何というか~→
水平でだな…
。
誰か助けて~!!
無駄だ~!!こんなとこに来る人間は→
おら~ん!!
絶対に助から~ん!
バハハ…!
なぜだ。
なぜ俺は
「絶対に助からん」と豪快に笑ったのだ。
俺もだろ~!
それは俺も一緒だろ~!
なぜ
あんなにも豪快に笑ったんだ 俺は~!
三橋
。
お前がバカなおかげで
ホントに出られなくなっちまったけどよ→
何か
いいアイデアねえのかよ?
(
何かをたたくような音)
三橋
何やってんだよ?
缶切りねえか?
サバ缶! な… 何でお前そんなん持ってんだよ!
いや
お前に見せびらかしながら食おうと思っててよ。
けど
缶切り 忘れちまってよ参った 参った。
お前が
そこまでバカだとは思わなかったぜ。
んだと?
てめぇに言われたかねえな。
缶切りは
ねえけどよ…。
(
今井) こいつが落ちてたぜ。
こいつなら開けられんだろ?
よし よこせ。てめぇ1人で 全部食う気だろ。
んなこた
しねえよちゃんと分けてやるよ。
そんなん信じるわけねえだろ!
俺に缶をよこせ 俺が分けてやる。
何
言ってんだよ こんな時におかしなことは しねえよ。
ふざけんな!
どんな時でも俺は絶対に お前を信用しねえ。
お前なんかに
こいつを渡すくらいなら→
投げ捨てたほうがマシだ
。
もう
だまし合いなんかしてる場合じゃねえよ。
俺を信じてくれ
。
その手には乗んねえよ
。
そっか…
信じてもらえなくて悲しいぜ。
だったら
こんなもんいらねえや。
(
今井) あ~~~!
何て
もったいねえことすんだてめぇ!
こんな時にまで