2018/11/26(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝元ラグビー日本代表!体育会系酒店の人情話ほうれん草簡単料理】


ねやと。
そんなことせんと、うちにおいで
という、
優しい社長さんなんですよ。
◆スカウト。
◆これは笑いごとではございませ
ん。
近いよ。
ごらんいただきましょう。
どうぞ。
◆中学生時代から
ちょっと不登校ぎみな感じで、
全然全然、高校1年生も4回ぐらい…。
全然、行かへんかったりしたんで

すけど…。
◆すごいな、あなた、そんなこと
が言えるようになっただけでもす
ごいわ。
そうでしょう?
◆そうですね。


会社のおかげで…。
◆実はさっきの番頭さん、お父さ
んやったんですけど、ちょっと今
帰りましたけど、息子がこういう
状態だと。
それじゃ1回話させてほしいって
僕がね、
お父さんも悩んでたから。
彼が来たわけです。
絶対に目も合わせないし、
手もこうなったままで、
もとの色が何色かわからないTシ
ャツを着て、
毛玉だらけの半ズボンを履いてき
たわけですよ。
将来どうするつもりって言ったら、作家になりたいと。
本を書きたいと。本が好きなんですね。
本を書くんやったら、1回、
表に出てから本書けよって。
でも、ずうっと、僕なんて~、
僕なんてってずっと言ってて、
君がうちで働かせてくださいじゃ
なくて、僕が君と一緒に働きたい
って。
◆どんな気持ちやった?
◆僕なんかでっていうふうな気持
ちを
ずっと持ってたんで。
ずっとやっぱり…。
◆働けるとは思ってなかったでし

ょ?
◆でもそういった、声をかけてい
ただいた以上、
一生懸命、自分の持てるもので何
かできるのかなというふうに、
言っていただいたということが大
きかったですね。
◆翌日から出社して、
無遅刻、無欠勤なんですよ。
◆いやあ~!
◆いきなり
初日から電話も出させたんですよ。かかってきた電話、それで怒って、
もう取引潰れるならいいからって言って
行けと言ったら、こんなんです、
電話。
◆とてもじゃないけどできないん
ですって言ったけど、
やれという。
◆実践やからね。
◆今1人でトラックに乗って
配達も回って、
営業もしてます。
◆しかし、すごいなあ。
◆先輩社員に当時の様子を聞いて
みることに。
◆何を言っても、えっ? えっ?
 敬語も使えなくて。
自分の育ってきた環境ではえっ?
って後輩に言われるのは嫌やった
ので。

すぐ指導しました。
優しく。
大体、わかります。
◆調教のしがいがあるかなと思っ
てた。
◆すごいなあ。
◆入って1週間ぐらいのときに
キャバクラに連れていきよったん
ですよ。
◆そうなんや。
◆飲んだこともない耕太君を。
◆あんた、むちゃくちゃしてるな
~。
やっぱりスポーツ界やなあ。
でも、それぐらい荒療治やないけど、
それぐらいしないと
前へ進めない場合もあるって聞きましたからね。
◆耕太をこうやって復活させられ
へん会社やったら、
もう僕らも終わりやから、